2023年
9月号
9月号

古川拓郎《釉裏白金彩鉢》
2021 個人蔵
日本工芸会陶芸部会50周年記念展 未来へつなぐ陶芸-伝統工芸のチカラ|兵庫陶芸美術館|
特集-秋のHYOGO・KOBEでアートに出会う
我が国が誇る工芸技術「陶芸」は、時代とともに著しく進化を遂げてきました。1950年に文化財保護法が施行され、その5年後の文化財保護法改定を機に「日本工芸会」が発足。重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を中心に組織され、1973年には同会陶芸部所属の作家による「第1回新作陶芸展(陶芸部会展)」が開催され、現在に至っています。
本展は日本工芸会陶芸部会50周年を記念し、同会で活躍した作家の秀作とともに、その活動の歴史を振り返るもの。歴代の人間国宝の作品をはじめ、伝統工芸の技と美を紹介します。未来を担う若手作家らの作品も見どころです。
現代陶芸の今に焦点を当て、陶芸部会所属作家を中心に137名の作家による作品139点を展覧します。

前田昭博《白瓷壺》
2012 東京国立近代美術館

隠﨑隆一《備前広口花器》
2012 東京国立近代美術館

渋谷英一《黒彩器─相─》
2019 個人蔵

市野雅彦《赤ドベ采器》
2021 個人蔵

神﨑秀策
《緋彩長方皿「彗Ⅱ」》
2020 個人蔵

井戸川豊《銀泥彩磁鉢》2015 個人蔵

吉田美統《釉裏金彩牡丹文飾皿》
2017 東京国立近代美術館

十三代 三輪休雪《エル キャピタン》2021 個人蔵

古川拓郎《釉裏白金彩鉢》
2021 個人蔵
兵庫陶芸美術館
兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4
TEL.079-597-3961
会期/9月9日(土)~11月26日(日)
営業時間/10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
定休日/月曜日(ただし9/18・10/9日〈月・祝〉開館、9/19・10/10〈火〉休館)
料金/一般1,200円、大学生900円、高校生以下無料
https://www.mcart.jp/exhibition/e3502/