10月号
けがをしにくい身体づくりのために
Medical Body Careオープン
三宮東門筋に9月9日オープンした「Medical Body Care」は、
リハビリ国家資格を持つ2人のスタッフが施術に当たる
「医療に最も近い整体」。病院リハビリテーション科勤務の
経験と知見を生かし、けがをしにくい身体づくりを目指している。
ＡＩアプリを活用した、姿勢診断
施術スタッフは作業療法士の高野大輔さんと理学療法士の高瀬愛美さん。高野さんは兵庫医療大学（現・兵庫医科大学）リハビリテーション学部を卒業後、大阪行岡病院と明石の大久保病院で10年間作業療法士として勤めた。「病院のリハビリテーション科はけがや病気の後、患者さんのリカバリーをするのが目的です。私は患者さんと接するうちに、けがをしてからでは遅い、予防のためにできることが自分にはあるのではないかと考えるようになりました」
ゴルフで手首を痛めたオーナーの林日出男さんは高野さんのリハビリを受けた一人で、目指していたオリムピックゴルフ倶楽部の2度目のクラブチャンピオンを獲得するまで順調に回復した。高野さんの思いを知った林さんは「整形外科の患者さんのリハビリに当たってきた経験と知見を生かして理想の整体院をつくってみないか」と声をかけた。さらに甲南女子大学理学療法学科を卒業後、大久保病院リハビリテーション科に勤め、高野さんと同じ志を持った高瀬さんも加わった。こうして国家資格を持つ2人のスタッフがそろい、1年間の準備期間を経て「Medical Body Care」開業に至った。「医療現場での経験から、身体のどの部分に何が起きると、どこにどういった不具合が起きるのかに関してたくさんの引き出しを持っていることが私たちの強みです」と2人は自信を持って話す。
医療的見地も含めた自分たちの所見とＡＩによる姿勢診断などを参考にしながら、何が原因で体がどういう状態になっているのかを判断する。人体模型などを使い原因と現在の状態、施術方針を詳しく説明し、併せてセルフケア指導をする。
「けがをしたわけではないけれど痛みがある、何となく体調が優れない、もう年だから仕方がないと諦めているなど、どんな些細な体の不調でも気軽に相談してください。我慢しているうちに病院を受診するほど状態が悪化する人を一人でも減らす。これが私たちの理想です」
作業療法士の高野大輔さん
東門筋の最北、
麒麟ビル１Fにオープンした
Medical Body Care
神戸市中央区中山手通2-1-17麒麟ビル1F
TEL.080-6178-6843
40分 5,200円
60分 7,800円
90分 10,400円
100分 13,000円
