11月号
レクサスと日本のモノづくり ⑧
ものづくりを支える電気設備をつくる
株式会社 カデックス
代表取締役 社長
河野 貴司 さん
「ものづくり」をテーマにしたこのシリーズの本流を少しそれるかもしれないが、今回はものづくりに欠かせない〝縁の下の力持ち〟にスポットを当てよう。その仕事には技術と精神の確かな融合があった。
ものづくりには電気は不可欠。作業に必要なハードは電気なくして動かないだろうし、手作業でもその手もとを照らす照明は必要だろう。わが国において電力を全く必要としないものづくりはあり得ない。仮にすべて人の労力だけの作業だとしても、仙人じゃない限りそれを担う職人の暮らしは電力無しでは成立することはないだろう。
その電力を使用するために必要なものがある。それは電力供給システムだ。当然過ぎる答えだが、空気のような存在だけにそれらを支える人たちの存在なくして現代社会は成り立たない。
カデックスは電力システムのスペシャリスト集団。戦後まもなく街の電気屋さんとして創業したが、やがて工事やメンテナンスへシフト。技術力を武器に住宅やオフィスから大工場まで建設時の設備工事、完成後の保守点検など実績とノウハウを積み重ね、近年では「住まいのおたすけ隊」と銘うって、一般家庭向けの設備リフォームにも力を入れている。
インフラを支える仕事ゆえ、得意先の業務が休む盆正月や深夜の作業も多い。「無理難題は成長の糧。常に頭を柔らかくして対応し、安全第一で仕事に臨み、地域社会に貢献していきたいですね」とカデックスを率いる若き経営者、河野貴司社長。
そんな河野さんの愛車はレクサスGS。もともとトヨタユーザーでレクサスは2台目だが、「乗り心地が良いし、メンテナンスやオーナーズデスクなどアフターフォローが素晴らしい」と満足の様子。カデックスもレクサスも、高いレベルでの「当たり前」を届けることに心血を注ぐ。地味なことかもしれないが、信頼の根本はここにある。
株式会社 カデックス
代表取締役 社長
河野 貴司 さん
■株式会社カデックス
神戸市兵庫区東山町1-11-2
TEL.078-511-3667
http://www.kadex.co.jp