6月号
レクサスと日本のモノづくり ⑥
美味の根幹に最も大切な安全・安心を
株式会社竹園
代表取締役社長
福本 吉宗 さん
世界が垂涎する「WAGYU」は長年の改良と育成技術、そして肉として提供するまでの「手当て」を経て完成するという意味で〝ものづくり〟として語られよう。中でも竹園のビーフはその質でひときわ評価が高い。
走るのもいじるのも大好きで、六甲の山道をドライブすると日常の憂いなんて忘れてしまうという車好きの福本さん。もともと年季の入った国産車に乗っていたが、社長に就任したこともあり事故の際に万一があってはいけないと乗り換えたのがレクサスGS。ゆえに選択時の最大の軸は「安心・安全」だという。とは言いながらも「GSもいまのRXも、東京モーターショーで一目惚れして発売前に予約したんですよ」と、デザインやスペックも気に入っているようだ。
竹園のビーフは味にシビアな芦屋の人たちの舌に膾炙し、全国で美味を知り尽くしたプロ野球選手も虜にする。ホテル部門は4球団が投宿するが、ナイトゲームから戻った深夜に300gのサーロインを食べても翌朝胃もたれしないというクオリティを誇る。それは牛が生まれ育った環境である生産農家や、血統を背景とした牛の肉質や脂質、そして「食べ頃」のタイミングに至るまで、揺るぎない基準のもとに妥協を許さず吟味する姿勢ゆえのこと。加工品も味のバランスを吟味し、例えば複数の部位を丹念に煮込んだ竹園特選黒毛和牛の佃煮は、酒肴にもおかずにも合う絶妙な味に仕上げる。
しかし、美味しさの根幹には安全・安心があると福本さんは力説する。「お肉は人を元気にするもの。でも逆説的に捉えると、一歩間違えれば人を死に至らしめかねないのです」
その哲学はレクサスと相通じる。舌をとろけさせる佳味も、極上の走り心地も、安全・安心が担保されていてこそ。当たり前過ぎて見落されがちなこの価値が確かであることが、本物である証左なのかもしれない。
株式会社竹園
代表取締役社長
福本 吉宗 さん
■レストラン あしや竹園
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