2019年
5月号
5月号
鮨 島本|神戸の粋な店
一品一品に施される丁寧な職人技
全てがメインディッシュ
3年前、会社の近くにオープンした「鮨 島本」。落ち着いた雰囲気の外観に魅かれて訪ねてみました。店主は、「まるも」で修業中、基本的な人間教育を受けたという島本さん。楽しい会話と居心地の良さで、すっかりお気に入りの1軒になりました。
店内中心でどんと構える一枚板のカウンターは、節が一つもなく、色白でいつもスベスベ。自分の足で歩き、納得のいく吉野檜を見つけたのだとか。建具、箸まで檜というこだわりよう。藁を混ぜた土壁が温かみを醸し出しています。
神戸、大阪だけでなく、東京豊洲市場はじめ全国から毎日届く素材を使うコースのみの提供です。内容は、ホテルオークラで料理長を務めていた島本さんにお任せしたら、間違いはない。寿司職人がネタに職人技を施す、正に江戸前寿司といえるが、シャリは馴染みのある関西風なのが神戸っ子には嬉しいですね。一品一品丁寧な仕事で、デザートまで手は抜かない。全てがメインディッシュと言っても過言ではない名店です。
店主 島本哲也さん
鮨 島本
神戸市中央区下山手通3‐7‐9
TEL.078‐335‐2322
営業 [昼]12:00~14:00 [夜]18:00~22:00
定休日 水曜
【推薦人】中日輪船商事株式会社
代表取締役社長
佐井 裕正 さん