2013年
8月号

Franck Muller Wedding @ Hotel Anaga

カテゴリ:ブライダル, ホテル

ホテルアナガとフランク・ミュラー ウエディングのコラボレーションからウエディング セレモニーの新しいかたちが誕生

風光明媚で食の宝庫でもある淡路島にあって、ルレ・エ・シャトーに加盟する本格的なオーべルジュ&リゾートホテルとして人気のホテルアナガと、フランク・ミュラー ウエディングのコラボレーションによる、新しいウエディング イベントがスタート。
去る5月18日に催された、ホテルアナガの若きリーダーである井植啓悟さんの挙式が、新しい挑戦の最初の舞台になった。
フランク・ミュラー ウエディングは、時計師フランク・ミュラーの「時の哲学」を基本コンセプトに、従来のウエディングとは一線を画す、新しいスタイルを提案。そのチャレンジ精神と井植さんのビジョンが共鳴して、コラボレーションが実現した。
当日は、ホテルアナガ全館を貸し切っての、盛大な催しに。フランク・ミュラーの時計の文字盤でおなじみのアイコンであるビザン数字が、エントランスに到着するゲストを出迎え、非日常の世界への旅にいざなった。館内に足を踏み入れると、あちこちに新郎新婦の誕生から現在までの思い出の写真の数々が、ビザン数字とともにディスプレイされて、ゲストが足をとめて見入る姿が。
鳴門大橋と瀬戸内海を望む広大なガーデンにも、さまざまな大きさのビザン数字のオブジェが楽しげに配され、これから始まるスぺシャルな体験への期待を高める。
挙式と披露宴後のパーティー会場となる大広間の天井と壁面は、砂漠にうかぶテントをイメージして、たっぷりとドレープをもたせた白い布でエレガントに演出。
これはフランク・ミュラーの初期の作品である、「カサブランカ」に表現された世界観に着想を得たもので、1940年代にヨーロッパの上流階級の人々が憧れた、北アフリカの高級リゾートのイメージを象徴する空間演出である。
挙式に際しては、FMWのブランドロゴが入った純白のバージンロードとチェアカバーが、清楚さと特別感を添える。またフランク・ミュラーの署名入りの結婚証明書へのサインは、他に類をみないものに。
披露宴は、ガーデンに面したレストランで。地元淡路島の食材を使ったシェフこだわりのフレンチと、ホテルが誇るシャンパン&ワインが楽しめる、至福のひとときに。
ここでサーブされる食器(磁器)とグラスは、フランク・ミュラー ウエディングのオリジナル。アイコンのビザン数字が、優美にデザインされている。革ひもでラッピングしたメニューも、独特のスタイルが目をひいた。
メインディッシュの魚料理は、ガーデンで調理したてをいただく「淡路の海の幸、バーベキュースタイル」。肉料理は、ラウンジでシェフがとりわける「特選淡路ビーフ ロース肉のロースト」。着席スタイルにしばられず、ゲストが思い思いに楽しめる、自由な発想が好評となった。
ガーデンでは、あちこちで歓談や記念撮影をするゲストの姿を、ビザン数字のオブジェが優しく見守った。
フランク・ミュラー ウエディングに欠かすことができないもの、それがビザン数字。「数字にはすべて意味がある」という考え方から、テーブルナンバーは4桁のビザン数字で表され、着席するゲストに関係のある数字が選ばれた。
今回の披露宴では、祝辞の中にも新郎新婦とのつながりを表す数字が登場。その数字がもつストーリーをいつまでも思い出していただくために、特別なレターを製作。祝辞を述べられたゲストとの写真を同封して、披露宴後のふたりに渡された。
夕方からは会場をふたたび大広間に移して、気のおけない友人たちとのパーティが開催され、ここでも数字を使ったアトラクションで、おおいに盛り上がった。
そしてパーティの最後に、フランク・ミュラーからのビデオメッセージが流れた。「今という時を大切に、そして時間に祝福されて、人生を謳歌してください」との言葉は、常に時間と対峙しつつ、時とは何かを問い続けている、彼ならではの祝辞でもある。それは「時の哲学」の魅力の一端にふれていただく、大きなチャンスでもあった。
フランク・ミュラー ウエディングは、新郎新婦ふたりの出会いから愛を育まれる過程をへて、結婚から未来へと続く時の流れを主題にした、独自の演出法を提案している。過剰な演出や形式ばった挨拶よりも、ふたりのよき日を永遠に記憶にとどめるために、何が大切かを見極めることから始めたい、と考えている。
そのために、打ち合わせ段階からふたりとのコミュニケーションを大切にして、楽しく印象深い披露宴にするための手だてを相談する。その結果、ホテルアナガで誕生した今回の披露宴のプログラムは、世界でただひとつ。厳粛な中にも心地よく、心に響く内容は、ゲストへの最高のおもてなしと好評となった。
フランク・ミュラー ウエディングはまた、ビザン数字を通して非日常への旅を提供する。それは「時間」について考える、精神の贅沢に裏づけられたウエディング セレモニ―。
都会の喧騒から逃れて、心身ともにリラックスできる環境を備えたホテルアナガは、非日常の世界での特別なウエディング体験を実現するための、最高のステージ。
5月18日に催された「時の祝宴」は、きっといつまでも語りつがれることだろう。

ホテルアナガとフランク・ミュラー ウエディングのコラボレーション。ホテルアナガ社長・井植啓悟さんご自身の挙式が第一号となった

南淡のやわらかい陽射しをあびて、オーべルジュ&リゾートホテルならではの光景が

ドレープをもたせた白い布で空間をエレガントに演出した。かつてヨーロッパの上流階級の人々が憧れた、北アフリカの高級リゾートをイメージした

挙式、披露宴、披露宴後のパーティーへとつづく「時の祝宴」は、ゲストにとっても忘れられない思い出となった

フランク・ミュラーの時計の文字盤でおなじみのアイコンであるビザン数字が、エントランスに到着するゲストを出迎える

“モエ・エ・シャンドン ”グランヴィンテージ 2002で乾杯!
メインディッシュの魚料理は、「淡路の海の幸、バーベキュースタイル」。

食器にもビザン文字が踊る

(同上)

食器(磁器)とグラスは、フランク・ミュラー ウエディングのオリジナル。
ビザン数字が、優美にデザインされている

鳴門大橋を望むガーデンで記念撮影。フレームの右下に「2013.0518」と記されている

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