2024年
3月号
3月号
ビアンヴニュ・大下さんと歩く KOBECCO パンさんぽ|Vol. 13 Le・PAN DOUGH (ル・パンドゥ)
ブーランジェリーではなく、パン屋でいたい
Le・PAN DOUGH (ル・パンドゥ)
大迎 雅之さん
もう20年も前になりますが、ここに店を出すときに「ご近所の人が“食べたい”と思ってくれるパンを焼こう」と思いました。特に食パンはお客さんの「おいしい」の声を探りながら、「これはどうかな」「ダメかぁ」「じゃあこれは?」「う〜ん」。あれこれ試して今の食パンにたどり着いたんですよ(笑)。のめり込むタイプなので、その試行錯誤はけっこう楽しんでるんですけどね。
パンは主食。見た目じゃなくて“味”が重要です。僕は、アーティストじゃなく「おいしい!」を追求し続けるパン職人でいたいです。
☆大下さんから一言☆
新しいパン屋さんです。
大迎さんは「昭和のパン屋」って言うけど、実は考え方は新しい。お客さんが欲しいものを考えて、パンにこだわらず、お菓子を焼いたり、プリン作ったり。そういう柔軟な工夫は、どんな職業にも必要だと思います。
20時まで開いているので夕方になってもまだ温かいパンが並びます。あんぱん、クリームパン、メロンパン、ウインナーの入ったパン。懐かしい顔をしたパンと一緒に焼き菓子も。大迎さん曰く、「粉とバターを使うのは、パンも焼き菓子も同じだから」。パンは日本、ワッフルはベルギー、フィナンシェ、ガレット・ブルトンヌはフランス。楽しすぎて、トレーがいっぱいになります!
Le・PAN DOUGH(ル・パンドゥ)
神戸市兵庫区上沢通6-4-9
TEL.078-521-5638
9:00~20:00
木曜+日曜不定休
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