2月号
ターナー展 4月6日(日)まで開催 神戸市立博物館
ロマン主義を代表する画家であり、英国最高の画家として美術史に名を刻むジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)。
ターナーは10代で英国内の名所や景観を描く水彩画家として出発、弱冠26歳で英国美術の最高権威ロイヤル・アカデミーの正会員となった。壮年期には変化に溢れる大自然を、晩年には独自の光の表現を追及し、その前衛的な表現は時に批判の的となることもあった。しかし、信念を貫いて続けられた活動は、英国絵画の地位を飛躍的に高め、クロード・モネら、後のフランス印象派の画家たちにも大きな影響を与えた。ターナーは、英国で今なお高い評価と絶対的な人気を誇る画家である。
遺言によりターナーの作品は、専用展示室を作ることを条件にロンドンナショナルギャラリーに寄贈された。これらの作品は順次テート美術館へ移動、現在は2万点近い作品が、テート・ブリテン内のターナー作品専用展示館「クロア・ギャラリー」に所蔵されている。
本展では、世界最大のコレクション数を誇るロンドンのテート美術館から、油彩画、水彩画、スケッチブックなど計113点を紹介。
才能溢れる10代から、批判を恐れずに表現の探求を続けた壮年、到達点に至った晩年に至るまで。今なお英国最高と称される巨匠の、栄光の軌跡をたどる。
神戸市立博物館
神戸市中央区京町24
TEL.078-391-0035
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/museum/
■観覧料 一般 1,500円
大・高生 1,100円
中・小生 600円
■開催 2014年1月11日(土)から4月6日(日)
■開館 9:30から17:30(土・日曜は19:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
■休館 月曜日
■場所 神戸市立博物館(JR・阪神「元町」駅より
南東へ徒歩約10分)
■お問い合わせ
TEL.078-391-0035(神戸市立博物館)
http://www.turner2013-14.jp
■アクセス
・新幹線「新神戸」から南へ車で約10分
・神戸空港からはポートライナーで約18分、
「三宮」下車
・各線「三宮」から南西へ徒歩約10分
・JR、阪神「元町」から南東へ徒歩約10分