2014年
2月号
2月号
老祥記 vol.4 味のひみつ「具」編
老祥記の豚饅は一世紀近く伝統の味を受け継いでいますが、具の材料も昔と変わりません。
材料の豚肉は、神戸の老舗精肉店から仕入れた良質のバラ肉。その適度な脂と旨味が、あふれんばかりの肉汁になります。包丁で叩いていた創業の頃と同じ程度、「ちょっと荒め」にミンチして歯応えのある食感に。
風味を引き立て肉の臭みを消すために、青ねぎを使うのも老祥記流。味付けはシンプルに醤油で仕上げます。
捏ねる作業はまんべんなく、ていねいに。肉の線維をつぶすとジューシーさが失われるので、捏ねすぎないことがポイントです。捏ねるときの温度も重要。夏場はボウルを氷で冷やしながら適温に保ち、包むときは固め、蒸すとふっくらの状態に。
老祥記では多い日で1日150kgもの豚肉を使っています。
老祥記
神戸市中央区元町通2-1-14
TEL.078-331-7714
営業時間 10時より18時半(売り切れ次第閉店)
定休日 月曜日