11月号
スーパーストリングスコーベ 第8回定期公演 ~魅せる~
世界的指揮者・佐渡裕氏が最も愛情を注ぐ『スーパーキッズ・オーケストラ』(SKO)の卒業生により、2017年、神戸開港150年を記念した神戸シーバス「ファンタジー号」での船上演奏会をきっかけに結成された『スーパーストリングスコーベ』(SSK)。今秋、生田神社で開催された特別演奏会では珠玉の演奏を披露し喝采を浴びた。興奮の熱が冷めないまま舞台は次なる展開へと進む。
今年も『スーパーストリングスコーベ 第8回定期公演』(神戸新聞松方ホール)が開催される。今回のテーマは「~魅せる~」。世界的に注目されるヴァイオリニスト・前田妃奈がSSKとして初登場する。SKO出身、2022年にポーランドで開催された第16回ヘンリク・ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで日本人として1981年以来41年ぶりに優勝。23歳の新進気鋭のヴァイオリニストが、彼女の原点でもあるSSKの仲間たちとともに、チャイコフスキー作曲「ヴァイオリン協奏曲」(全楽章)をソロで演奏する。卓越した技術と表現力、仲間たちとの最高のモチベーションで迎える満を持しての共演に目が離せない。
また、立体的な音響効果をねらった編成配置、舞台上を3つのアンサンブルに分けて試みるヴォーン・ウィリアムズ「トーマスタリスの主題による幻想曲」や、オペラ座の怪人、グレイテスト・ショーマンからThis is me、レミゼラブルハイライトなどをSSKオリジナルアレンジでお楽しみいただく《ミュージカル・オムニバス》では、国内外などで大活躍中の林周雅(ヴァイオリン)や、SSKリーダー・長田健志(ヴィオラ)をはじめとするメンバーたちのパフォーマンスにも注目。
コンサート開催にあたり、世界的指揮者佐渡裕氏は「SKOで仲間と作り上げた素晴らしい音の記憶は、彼らの中に一生の宝物として残っていくはずです。そしてこの宝物は決して飾って置くためのものではないのです。SSKでの活動はメンバーの夢に大きな刺激とエネルギーをまた与えてくれることでしょう。『音楽の喜び』という素晴らしい宝物を皆様も存分に味わってください」とエールを送る。
そして今年も日本の歴史上比類なき作陶家の一人、辻村史朗氏が揮毫し、京都「かみ添」嘉戸 浩氏による唐紙を表裏面使用して表具師・藤田幸生氏が仕立てた“六曲一双”の“干支”の屏風が舞台上で披露され演奏に華を添える。第一線で躍動する精鋭たちが神戸に集い、極上の音色で今年を締めくくる。

スーパーストリングスコーベの風物詩ともなった2024年「第7回定期公演」の様子

2024年辻村史朗氏「干支」を揮毫。舞台で六曲一双の屏風として披露される。
■辻村 史朗(つじむら しろう)
奈良の山中で大自然の懐に包まれ作陶一筋に打ち込む。自然釉の深い味わいと、存在感のある力強い作風は多くの愛好家の支持を受け、海外でも高い評価を得る日本を代表する作陶家。米国・メトロポリタンやボストン、ブルックリンなど名だたる美術館に作品が所蔵されている。



スーパーストリングスコーベ 第8回定期公演
■日時:2025年12月27日(土) 18:00開演 (17:15開場)
■会場:神戸新聞松方ホール
■出演者:スーパーストリングスコーベ *出演者HPにて販売中。
■入場料:全席指定
1階席・2階席 全席一律¥5,000(税込) ※未就学児の入場不可
■主催:HKMエンタープライズ、早駒運輸、神戸新聞社、神戸新聞文化財団
■チケットはホールまたは各種プレイガイドにてご購入いただけます。
◇松方ホールチケットオフィス TEL:078-362-7191
◇チケットぴあ Pコード 308-982
◇ローソンチケット Lコード 54573
公演のお問い合わせ:HKMエンタープライズ株式会社
TEL: 078-321-7373(平日9:00-17:00)

https://eplus.jp/sf/detail/4393310001-P0030001












