4月号
ブロードウェイミュージカル『シカゴ』来日公演2024
“CHICAGO” THE MUSICAL
大阪公演公式アンバサダー・LiLiCoさん
『シカゴ』は、ブロードウェイのリバイバル版初演から27年、現在も世界38ヵ国、500都市以上、13言語で上演されているメガヒット・ミュージカル。1920年代、ジャズ全盛期のアメリカ・シカゴで起こるスキャンダルが、迫力の歌とダンスで語られる。2024年4月の来日公演を前に、映画コメンテーター・LiLiCoさんが大阪公演公式アンバサダーに就任し、大阪市内で作品の魅力を語った。
ブロードウェイの歌とダンスの迫力を
大阪の劇場で、“生”で感じてください!
ミュージカルの魅力を聞くと「名曲揃いのミュージカルナンバーと超一流のダンス」とLiLiCoさん。「他にも色々あるけど、生の舞台でしか感じられないのは、曲とダンスの迫力だと思います」。
『オール・ザット・ジャズ』は、テレビ番組のBGMなどで聴いたことのある代表曲。一節歌い、「今回はアンバサダーなので私は出ないけど(笑)、いつか私も出たい!」とポーズをとってみせた。
2人の女性が「成功したい!」と強く生きていく、その情熱とハングリー精神が好きで、来日のたびに観劇している長年のファンでもある。2024年の見どころは、「マシュー・モリソンのシカゴ・デビューを観られるところ」。マシュー・モリソンは、日本でも幅広くファンがいる海外ドラマ『gree』のシュースター先生役で人気。「テレビも舞台も映画もできる人なんですよ。ヒュー・ジャックマンと同じ。なかなかいないんですよ、そういう人って。歌唱力はあるし、オーラもあって、ルックスが良い。ルックスのいい悪い弁護士って憎めないでしょ」。
映画『シカゴ』は、2003年アカデミー賞作品賞を受賞。「映画を観た方は多いと思います。キャストが素晴らしかったんですよね。映画を観た方も、あれから20年以上もたってますから…びっくりですよね(笑)。だいぶ大人になってますから、また新たな気持ちで楽しめるんじゃないかな。『シカゴ』を知らないという方は、まず、映画を見るのもいいと思います」。
最後に、「やっとまた本格的なエンターテイメントを楽しめるようになりました。人の息遣いや熱量を感じられる、かっこいい作品です!パワーをもらえるので、観た後は身長が2センチくらい伸びてるかも!(笑)」。
STORY
1920年代のジャズ全盛時代、イリノイ州シカゴ。不倫を重ねていた夫と妹を殺した元ナイトクラブ・ダンサー、ヴェルマ・ケリーが収監されている監獄に、新顔がやってくる。彼女の名はロキシー・ハート。冴えない夫エイモスに飽き飽きしている女優志願の人妻ロキシーは、自分を捨てようとした愛人フレッド・ケイスリーを殺害したのだ。悪徳敏腕弁護士ビリー・フリンの力でメディアの注目を一身に集め、スターとなっていたヴェルマに負けじと、ロキシーもビリーを雇ってマスコミを利用し、正当防衛の“悲劇のヒロイン”として一躍メディアの寵児になっていく。スポットライトを求めるロキシーの快進撃はどこまで続くのか?彼女と反目するヴェルマのリベンジは?二人の女と一人の男の名声を賭けた争いが今、幕を開ける。
LiLiCo(りりこ)
映画コメンテーター/タレント
1970年スウェーデン・ストックホルム生まれ。18歳で来日、1989年芸能活動スタート。映画コメンテーターとしてテレビ、ラジオに出演。アニメの日本語吹き替え、ナレーション、俳優などに活動を広げる。