2022年
12月号
12月号
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Movie and CARS|マセラティ・クワトロポルテ
映画:『最強のふたり』 2011年フランス
登場車両:マセラティ・クワトロポルテ
Maserati Quattroporte
文・株式会社マースト 代表取締役社長 湊 善行
富豪のフィリップはパラグライダーの事故で頸椎を損傷、首から下が麻痺となった。彼の気難しさのため介護人は長く務まらず新しい介護人を探していた。そこにスラム街出身で移民の若者ドリスが面接に来る。ドリスは働く気などさらさらなく失業手当を貰うために就職活動をしているだけで不採用のサインが欲しいと言う。ところが不真面目な態度で面接を受けたのにも関わらずフィリップがドリスを気に入り、周囲の反対をよそに介護人として雇ってしまう。看護の経験どころか、まともな職にすら就いたこともないドリス。フィリップを病人としてではなく、人として向き合い、互いにぶつかり合いながら心を通わせていく二人。立場、文化観の全く異なる二人が、パリの夜の街をマセラティ・クワトロポルテでぶっ飛ばし、電動車イスの二人乗り、カフェの語らい、デートのアドバイスなど、友達として唯一無二の存在になる。強い友情でつながった「最強のふたり」は、その後の人生をも変えていくことになる、実話感動作。2019年アメリカ(ハリウッド)でリメイク(人生の動かし方:the upside)されており両方(仏・米)の作品を見比べるのも面白い。リメイク版ではフェラーリ・GTC4ルッソが登場する。
マセラティ・クワトロポルテ2009年
クワトロポルテ・スポーツGTS V8 4,700㏄ 440馬力 クワトロポルテの5代目。4代目のマルチェロ・ガンディーニのデザインによるエッジの効いたスタイリッシュなスタイリングから、5代目(2004年)はピニンファリーナによる流麗で美しい4ドアセダンに変わる。ポテンシャルは大幅に引き上げられ5メートルを超える全長、重さ2トンの車両を0→100Km 5.1秒で加速させ、最高速285Kmに誘い、大きな車体でありながらハンドリングは秀逸。映画の車両は5代目の後期型。
クワトロポルテ・スポーツGTS V8 4,700㏄ 440馬力 クワトロポルテの5代目。4代目のマルチェロ・ガンディーニのデザインによるエッジの効いたスタイリッシュなスタイリングから、5代目(2004年)はピニンファリーナによる流麗で美しい4ドアセダンに変わる。ポテンシャルは大幅に引き上げられ5メートルを超える全長、重さ2トンの車両を0→100Km 5.1秒で加速させ、最高速285Kmに誘い、大きな車体でありながらハンドリングは秀逸。映画の車両は5代目の後期型。