2023年
11月号
11月号
「強さ、優しさ、思いやり」 少林寺拳法の考え方を誰もが持てる世界に!
兵庫県少林寺拳法連盟第4代会長に和田剛直氏(和田興産㈱代表取締役会長)が就任した。9月22日、WADAホール(中央区栄町通)で「2023年少林寺拳法世界大会in Tokyo,Japan」(以下、世界大会)の紹介を兼ね、和田新会長が少林寺拳法への熱い思いを語り、世界大会出場メンバーに向けてエールを送った。
一般財団法人少林寺拳法連盟会長の宗昴馬氏から、10月7・8日の両日、日本武道館で6年ぶりに開催される世界大会の概要が紹介された。宗会長は「コロナ禍や世界で起きている紛争の中、各国の人たちが手を取り合って平和のために少林寺拳法を学んでいることを改めて感じられる大会にしたい」と話した。
続いて和田氏が「少林寺拳法開祖・宗道臣先生の『強さ、優しさを持ち、周りの人たちを思いやる』、この当たり前の考え方を広め世界の平和につなげるために、少しでもお手伝いをしたいという思いを持ち会長を引き受けさせていただきました。私たちにできることを考え、行動に移したいと考えています」と就任に当たっての決意を語った。
会場では兵庫県代表として世界大会に出場する賢明女子学院中学高等学校少林寺拳法部の生徒10人と同部部長の上杉嘉紀氏が演武を披露。「武道館という日本が誇る施設の中で、皆さんの命と魂を精いっぱい出し切りベストを尽くしてください。代表として兵庫県の力を全国に伝えていただけるものと期待しています」と和田会長からエールが送られた。それに応え、生徒を代表して女子護身法有段の部に出場する佐々木ひかりさんが「『全力で楽しむこと』を常に頭に置いて一日、一日の練習に取り組み、本番で最高の演武を披露します」と決意表明をした。