02.13
自家製生パスタと淡路食材の幸福な出会い ~淡路麺業さんの挑戦!~
「地域おこし協力隊」の一員として活躍する横山史さん。
横山さんは、1年ほど前に北海道から淡路市に移住し、
淡路島の魅力を国内外に発信しています。
今回、横山さんに、淡路麺業の5代目・出雲文人さんをご紹介いただきました。
この淡路麺業さん、創業1909年のうどんの麺を製造する会社でした。
しかし、島内の需要は減る一方で、新しい事業として手掛けたのが、生パスタの製造でした。
パスタ用の小麦を取り寄せ、1日5種類、500種類もの生パスタの試作を行ったそうです。
小麦粉、水、卵を混ぜあわえて作る生パスタ。
シンプルな素材ですが、混ぜ加減などでグルテン同士がうまく結合することで、
噛めば噛むほど、味わいが広がる、歯ごたえある生パスタを誕生させてそうです。
この生パスタ、噂が噂を呼び、現在では全国1600店舗のイタリア料理店で
使用されているそうです。
次に、出雲さんが手がけたのが、パスタ専用品種「デュラム小麦」の栽培でした。
実は、出雲さんの知る限りでは、国内での成功例はなかったそうです。
イタリアから種子を取り寄せ、最大の敵、梅雨の赤カビにも耐え、何とか300㎏の
「デュラム小麦」が収穫できたそうです。
さらに、2年目には何と5トンもの「デュラム小麦」を収穫できたそうです。
日本で初めての国産「デュラム小麦」だったそうです。
普段のパスタより、小麦の風味が強いようです。
そんな淡路麺業は、2015年12月に、海を一望できる浜辺に、新工場を建設します。
そして、その横には、「パスタフレスカ ダンメン」が併設されています。
「ダンメン」は、淡麺(だんめん)を意味します。
生パスタは約30種類から選べ、メニューには具材に合ったおすすめが記されているので、基本のスパゲティだけでなく、それぞれ食感や味わいが異なるリングイネやタリオーニなども味わえます。
淡路島ポークのベーコンを使った、自家製ベーコンカルボナーラ…1050円
カキと淡路産レタスのトマト…1250円、
地ダコと由良産ワカメのトマト 七味風味…1050円、
三年とらふぐ白子のパスタ ゆず風味※冬季限定 …2100円、
とろとろ牛スジ肉とごぼうのラグー わさびクリーム添え…1200円、
などなど、
メインの具材は淡路の名産ばかり。
つまり、「オール淡路のパスタ」なんです。
日本で初めての国産「デュラム小麦」を栽培し、
メイン具材は、淡路の名産を使用できるのは、
古くから「御食国」と言われてきた淡路島だから成せる業なんですよ!
■PASTA FRESCA DAN-MEN
淡路市生穂新島9-15
TEL.0799-64-0777
ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30)
ディナー17:00~21:30(L.O.20:30)
定休日 木曜日(祝日の場合は翌日)