6月号
【新緑の六甲山を行く】本能に刺さりまくり⁉“料理(キュイジーヌ)”を楽しむグランピング NATURE LIVE ROKKO(ネイチャーライブろっこう)|5/19(金)六甲山にOPEN
5月19日(金)、絶景を愛でる六甲山の山頂付近に開業した、キュイジーヌ・グランピング施設「ネイチャーライブ六甲」。「キュイジーヌ(仏語で料理)」と言う通り、「食」にとことんこだわり、楽しい&美味しい食体験が、六甲山のごとく、山盛り用意されている。なんと同施設を手掛けるのは、日本最強マーケター森岡毅氏が率いる「(株)刀」。体験づくりのプロによる、本能に刺さるワクワクの秘密に迫る。
「刀メソッド」炸裂の施設は
いかにして誕生したのか?
USJやネスタリゾート神戸(旧グリーンピア三木)のV字回復の立役者、森岡毅氏が率いる「株式会社 刀」。同社が提案する全く新しいグランピングとは?広報担当・松下教子さんに施設誕生のいきさつ、得られる体験価値、初のグランピング事業への抱負を伺った。
「刀にはアウトドア好きなスタッフが多数在籍します。彼らが雑談の中で理想のアウトドア談義を重ねるなか、消費者が本当に求めている体験ができる施設ってないよね…というところから始まりました」と松下さん。
人気のグランピングでは、森の中の高級レストランのようにセットアップされた料理を提供するところが多く、アウトドア本来の醍醐味は薄い。一方、アウトドア上級者向けのサバイバルなキャンプにトライするとなるとハードルが高い。両極端で、自然に没入しながら本格料理を気軽に楽しみたいというニーズのド真ん中に応えてくれる施設がない。それならば、理想とする施設のビジネスモデルを自分たちで作って、消費者がアウトドアに本能的に求める欲求を満たしてもらおう!
そうしてプロ並みのアウトドア料理を“自分で作って食べる”食体験に特化した、キュイジーヌ・グランピング「ネイチャーライブ」の実現プロジェクトが動き出した。
地域の魅力を発信
第1号は神戸・六甲に!
刀では事業化にあたって、3つの指針と照らし合わせるという。「まずは“マーケティングとエンターテイメントで日本を元気に!”という当社の大義にフィットする事業か。次に自社の強みを活かせるか。最後に持続可能な事業として成立するか」。
テーマパーク等で突出した体験を創りだし、実績をあげてきた会社ゆえ、体験価値の提供には自信がある。また大がかりなテーマパーク案件よりも土地や投資額が小さく、取り組みやすい地域活性化ビジネスモデルを創出したいという思いもあった。
刀独自のマーケティングメソッドを活かして検証を行い、「ネイチャーライブ」第1号開業の地に六甲を選択。理由は地理的優位性が高かったこと。神戸や大阪という大都市から近く、集客に期待が持てた。日本屈指の絶景も吸引力になる。地産食材や美味しい水が豊富に揃うことも、キュイジーヌ・グランピングにぴったりと考えたのだ。神戸市の賑わい創出事業の認定など、地元の理解と協力が得られたことも後押しとなった。
「六甲は土地が持つアセットが素晴らしい」と自らも六甲に住む松下さんは太鼓判を押す。将来的には、全国の遊休地や休閑地を活かして第二、第三のネイチャーライブを開業予定。「地域の魅力との相乗効果を創出し、地域活性化や経済振興へ貢献していきたいです」と新事業への挑戦に意欲を燃やす。
日本屈指!六甲の絶景を
贅沢にひとり占め
「ネイチャーライブ六甲」は敷地内に5棟の施設がスタンバイ。1日5組限定で、三角形のテントシェイプが印象的な「スカイコテージ」にて、大自然との一体感に没入できる。寝室や浴室も大きなガラス窓のある開放感あふれる設計で、屋内にいても絶景を眺めながら過ごすことが可能。なかでも注目は2階の「ハンモックテラス」だ。その名の通り、ゆらゆらと揺れる網状のハンモック仕様ゆえ、足元まで360度見渡せるのが特徴。風景の中に浮かんでいるかのような体験は、ここでしか味わえないものだろう。カラダ全身で感じる朝焼けや夕焼けの壮大さ、夜景の煌びやかさに感動間違いなし!
本能に刺さる食体験
ワクワクの特別メニュー
夕食はフルコースを自分たちでつくって食べる体験を楽しめる。例えば、前菜のサラダならば旬野菜を収穫するかのように、生のままちぎったり、火を加えて甘味や旨味を凝縮させたり。メイン料理は大きな炭火かまどの炎を操り、巨大な肉塊などを丸焼きに。「肉は神戸牛のランプ肉とトマホーク(骨付き肉)の2種をご用意。トマホークは“はじめ人間ギャートルズ”風に豪快にかぶりつく楽しみもありますし、大きな神戸牛の肉の塊を豪快に焼く体験もご自宅ではなかなかできないこと。これはまさに“本能に刺さる”体験で、美味しいものを食べられるぞ!と脳が喜ぶ感覚をぜひ皆さんに味わってもらいたいと思っています」と、70年代に流行ったテレビアニメの例えに、年齢がわかりますね…と笑う松下さん。
塊肉は焼き加減が難しいのでは?という心配はご無用。百戦錬磨のグランピング・アテンダントが丁寧に手ほどきをしてくれ、誰でも安心して調理ができる。また肉のほかにも瀬戸内の魚介や六甲山系の有機野菜など、地場食材を多用に取り入れ、スペシャルな味付けで非日常感を演出。子どもの顔ほどの大きさの六甲シャンピニオンのアヒージョや魚介を丸ごと煮込むブイヤベースなど、豪快な食材使い&繊細な火入れ、お客様を主役とした的確な調理アテンドなど、全てのサービスが絶妙な塩梅で提供される。
「野趣あふれるアウトドアメニューを、大切な人と協力して作りあげていく体験こそが、ネイチャーライブが追求するキュイジーヌ・グランピング体験です」。自分たちの手でプロ並みに美味しく仕上げた料理に舌鼓を打つ時間は、忘れられない思い出になるはずだ。
本能を刺激する
大自然アクティビティ
キュイジーヌ・グランピングならではの「食」にまつわるアクティビティも楽しみの一つ。滞在中は、ファイヤーピットの焚火用の薪割りをしたり、かまどでスイーツを焼いたり、美味しい体験を満喫できる。「のんびりと過ごしたい人は、敷地内のバーズネスト(鳥の巣)にこもって、手作りデザートとお茶でティータイムもおすすめです。日常を忘れて大切な人と向き合える時間をお楽しみください」と松下さん。
六甲を集客場所に!
〝変化の起点〟をめざして
「ネイチャーライブ六甲」の神戸観光における存在価値について松下さんはこう語る。「ご近所には素敵な施設が多数点在しています。私たちのネイチャーライブ六甲も小さな存在ながら、六甲山に来てもらうきっかけの一つになり、エリアとしての魅力を知ってもらう輪が広がっていくことを願っています」。
刀がめざすのは、関わる地域が活性していく“変化の起点”になること。人の流れができることで変化が起きる。都会からほど近い六甲山が日帰りの場所だけではなく、宿泊する魅力ある場所であることにも気づいてもらいたい。だからこそ開業して終わりではなく、もっと良くしていくことに注力し、何度も繰り返し来ていただけるような宿泊施設になりたいのだと。
美味しいものを食べ、非日常の宿泊体験をすると、気持ちがグンと上向きに変わる。「ネイチャーライブ六甲」の誕生により、時間に潤いをもたらし、私たち自身の変化の起点にもなる選択肢が増えたことに期待したい。
5/17(水)
「ネイチャーライブ六甲」
のプレス発表会にて
1 号店となる「ネイチャーライブ六甲」の19日(金)の開業に先立って、ネイチャーライブの
”キュイジーヌ・グランピング“のプレス発表会が開催された。アノ森岡氏が力を入れる初のグランピング事業ということで注目度も抜群、大勢の報道関係者が集まった。
“食”体験をコアにした新しい「体験価値」を約束
ネイチャーライブは、単なる宿泊施設ではなく、“集客”施設をめざしているという(株)刀・代表の森岡氏。人を集めるためには魅力を発信する必要がある。そこにわざわざ行こうと思ってもらえる魅力とは体験が大事と考え、なかでも“食”体験が最も有利という答えに至った。「丹波の黒豆など、美味しい食材と場所は脳内で密接につながり、記憶にとどまるから。“食”を体験のコアに置くことで、人々の記憶に残り、魅力として気づいてもらいやすい。「体験」を約束するネイチャーライブが全国各地の魅力を発信する起点となり、そこにマーケティングとエンターテイメントのノウハウを入れることによって、地域を豊かにする、持続可能な事業となると信じている」と森岡氏は話した。
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ネイチャーライブ六甲
神戸市灘区六甲山町南六甲1034-140
アクセス:三宮から車で約30分。阪急「六甲駅」JR「六甲道駅」よりタクシーで約20分、
もしくは六甲ケーブル「六甲山上駅」より六甲摩耶スカイシャトルバスで「丁字ヶ辻」下車、徒歩約10分
※ネイチャーライブ六甲の駐車場より専用車で送迎
施設数:5棟(定員4名×3棟、定員6名×2棟)
価格:1泊2食40,000円~(1室大人2名利用時)※料金は日により変動。
アクティビティは別料金
●ご予約・お問い合わせはサイトから
https://www.naturelive.co.jp/