10月号

KOBECCO お店訪問| ステーキハウス 秀(しゅう) Steak House Syu
味、パフォーマンス、会話
料理人のおもてなしに感動
カンカン、トントン、ボォ~…、調理のパフォーマンスや音、香りを間近で体感できる、まさにライブ会場のアリーナ席。ステーキハウスと言えば敷居が高く畏まったイメージがあるが、ここはワクワクと食事を愉しむ、客の笑顔であふれている。
オーナーの小西秀和氏は垂水の「ステーキハウス神楽」で研鑽を積み、2018年に独立。神戸市西区という都心から離れた場所を選んだのは「落ち着いた環境で料理と向き合い、肩肘張らずに地元の人達が足を運べる店を作りたい」との想いから。クオリティ高いステーキコースをランチなら2970円、ディナーでも5050円から味わえる。そんな手頃さが評判で、小さな子供から高齢の親世代(百歳の方も!)まで家族連れで通う常連は地元のみならず三木や明石からも。
神戸牛をはじめ、産地を限定せず日本全国から厳選した肉を店内で熟成させて旨味・甘味を凝縮。地産地消にも積極的で、近郊で採れた野菜や果物が多数登場する。
「お客様に満足いただくことが第一」という小西氏を慕い、若いスタッフがイキイキと働くのもこの店のウリ。将来、スタッフが独立して、皆で飲食業界を盛り上げていくのが夢だとか。わざわざ足を運ぶ価値あり、最高級のおもてなしに魅了され、誰もがまた行きたくなる!

『毎日が記念日。楽しむ理由が《神出=ここ》にある』がコンセプト。特別感のあるメニューや非日常に誘われる演出が結婚記念日や誕生日のお祝いにぴったり

調味料入れや調理器具が楽器のように音を奏で、宙を舞う。ボォ~とフランベで立ち上がる炎、肉の焼けるいい香りがゲストの五感を刺激する

ランチの渚コース(海鮮鉄板焼き・国産牛フィレ100g)3,850円。オードブルサラダ、焼き野菜、パンとスープまたはご飯とお味噌汁、デザートと食後の飲物付き

写真は取材当日、宮崎の契約牧場から届いた極上黒毛和牛。小豆色した肉はサシが細かくシルキーな舌触りで旨みが深い

活けのロブスターや鮑、地元の青果など、どれも存在感のある素材ばかり

記念日を盛り上げるべく、スタッフがバルーンアートやウェルカムボード、記念撮影など様々におもてなし
ステーキハウス秀
神戸市西区神出町宝勢3201
078-224-0784
11:00~14:00(LO)
17:00~21:00(LO)
木曜定休
https://www.steakhouse-syu.co.jp/