6月号
神戸で生まれ、神戸に育ててもらった恩を神戸JCや社業を通して御返しできれば|神戸JCの魅力とは VOL.3
―神戸JCに入会したきっかけは?
同業種の組合の青年部でお世話になっている中村宜史さん(株式会社明光堂 代表取締役・2022年神戸JC卒業)に熱心に誘っていただいたのがきっかけです。コロナ禍真っ只中で多くの不安の中ではありましたが、自分自身新たな挑戦ということで仮入会制度というものがあると知り、飛び込みました。
―みなとまつり特別委員会の活動について教えて下さい。
みなとまつりを担当する委員会は神戸JCにおいていわゆる花形の委員会と言われており、毎年委員会志望者が多いのが特徴です。今年は7月14日(日)・15日(月・祝)の2日間の事業に向けて、広報・協賛・企画設営と大きな職務を一つの委員会で担っていく委員会です。委員会メンバー総勢16名で職務担当を割り振りながら、一致団結して取り組んでいます。実質のスタートは昨年11月頃からで委員会メンバー内でまずは実現できる、できないは度外視してやりたいことを好き放題言い合うことから始めました。個性的なメンバーが多く、意見をまとめるのが大変でした(笑)。
―今年のみなとまつりの見どころについては?
メインステージでは、日ごろから活動をしているキッズチアリーディングに始まり、神戸にゆかりのあるアーティストや著名なバンドが会場を盛り上げてくれます。プロ縄跳びプレーヤーによるショーや子ども向けの体験イベント、会場内特設コートでは3on3のミニバスケゲーム観戦ができ、試合観戦後はミニバスケが体験できるなど、事業期間中は同時多発的に色んなエリアでさまざまな企画が実施されます。会場内では50店以上のキッチンカーが並び、さまざまなジャンルの食を楽しんでいただくこともできます。
―新たな企画などございますか?
みなとまつりは2002年に神戸の海と港に感謝を捧げるまつりとしてスタートした事業です。神戸の海に近いメリケンパークで開催することもあり、今年は「水」を使った演出に力を入れています。昨年私は別の委員会でみなとまつり当日に担当の職務に就いていましたが、タイの水かけ祭り「ソンクラーン」を実施している姿を目のあたりにし、子どもだけではなく、大人までもが服をびしょ濡れにしながら楽しんでいる姿が印象的で、今年はこの「ソンクラーン」に神戸でダンスや歌を学ぶ学生とのコラボでさらに盛り上げられないかと考え、企画を進めているところです。
―委員会運営で配慮していることはありますか?
私もそうですが、委員会メンバーは皆、それぞれの時間とお金を使って集まってくれたメンバーなので、会社組織とは違った人間関係で成り立っています。それぞれ社業では代表や役員に就いているメンバーがほとんどなので、一人ひとりの価値観や個性に合わせたコミュニケーションをとることが求められています。声の掛け方一つとっても人それぞれに対応を変えて、接することを心がけています。
―神戸JCで学んだことは?
これは先輩方も皆さん口を揃えておっしゃることですが、時間管理術について本当に身に付きます。神戸JCではある程度年間スケジュールが決まっているため、その時間を捻出するためにどのように社業やプライベートの時間を調整するか、何事においても優先順位をつける癖がつきました。また、同年代で色んな職種・業種の方と出会えるので、物事の考え方や行動の仕方も学ぶべきものが多いです。そういったメンバーとの出会いは自分自身の考え方や知識の幅を広げてくれることにもつながり、社業にも活きてくると思っています。
―JC活動が、ご自身の社業に役立ったことは?
今年度、委員長の職に就いていますが、委員会メンバーに対しての情報の伝え方では大変苦労しました。理解してくれていると思っていたことが、全く委員会メンバーに伝わっていなかったり、反省する場面が何度もありました。この反省は社業でも顧みるところが多く、相手に手法ややり方だけを伝えるのではなく、その仕事の目的やゴールを明確に伝えることでより活発なコミュニケーションが生まれ、仕事の効率が上がっていき、会社の利益に繋がると確信したことです。
また、人は信じて任せられたら自分の責任を果たそうと頭を使い、動いてくれるということです。自分一人で抱え込まず、周りを信じて任せてみる、そしてしっかりとフォローすることを貫けば、任された人は成長するし、結果的に組織の活性化につながるのだとJC活動を通して経験することができました。
―同世代で神戸JCに興味のある方へのメッセージがあればお願いします。
私は入会するまでは正直なところ、神戸JCに対して良いイメージを持っていませんでした(笑)。ですが、実際入会してみると、非常にメリハリのある組織であることが分かりました。特に会議所と名の付く組織体ですから、会議で物事を決めていくことを原則としていますが、普段仲の良いメンバー同士でも、会議ではそれぞれの役職を全うする必要があるため、活発な議論がなされます。会議が終わればノーサイド。お互いの事業をより良くしていこうという思いに溢れた組織であることが分かります。もし、入会を迷われている方がいれば、仮入会をしてみることをお勧めします。自分に合うと判断すれば、入会すれば良いし、合わないと思ったらきっぱり断るくらいの気持ちで良いと思います。是非この仮入会制度を利用してみてほしいです。
―神戸の街の魅力とは?
何と言っても山と海が身近にあり、神戸の街を愛する人々で溢れているところが神戸の魅力だと感じます。私は前職では2年間東京で生活をしていましたが、何度も神戸シックに陥っていました(笑)。小さい頃に祖母に連れられ、シティループに乗せてもらったり、学生時代に友人同士でみなとまつりに遊びに行ったりと、後々にそれらに神戸JCが携わっていたことを知り、驚くことが多々ありました。神戸で生まれ、神戸に育ててもらった恩を、神戸JCや社業を通して恩返しできればと活動を続けていきます。
一般社団法人神戸青年会議所
みなとまつり特別委員会 委員長
武部 俊さん(大和出版印刷株式会社)
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