2016
12.07

「西宮」と「廣田神社」

カテゴリ:おすすめスポット, 編集部ブログ, 西宮

 

廣田神社は、神戸の生田神社、長田神社と共に、神功皇后摂政元年(201)に創建されました。

1800年以上の歴史をもつ3社とも「田」が付きますね。

豊作を導く「田褒(たほめ)」という言葉があるように、田んぼがもつ意味は大きく、現在の芦屋、西宮、尼崎西部にまでわたる「廣田」は広い大きな田んぼ、

生き生きした田んぼが「生田」、

長い田んぼが「長田」という意味合いがあるそうです。

昔の西宮は大きな入り江がある良港で、交通の要衝でもあったようです。

大和朝廷としても押さえておくべき地であり、荒御魂を祀ることで、

「ここは大和朝廷の直轄」と世に知らせる意図もあったようです。

京都から西に位置する宮から、「西宮」と呼ばれ、貴族たちが参拝にも訪れました。

これが、西宮の名前の由来になっています。

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明治4年(1871)に日本各地の神社が格付けされた際には、兵庫県唯一最高位である「官弊大社」に列せられました。

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官幣を一般に分かりやすくいえば、天皇家からお供えが届く神社ということです。

廣田神社の春日造(かすがづくり)の御社殿は、

昭和28年の伊勢神宮遷宮で建て替えられた荒御魂の御殿を譲り受け、

昭和38年、伊勢神宮と同じく神明造で移築されているんですよ!

伊勢神宮の社殿が、そのまま移築され、本殿になっているんですよ!

すごいですね!

初詣にぜひお越しくださいね!

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