2013年
11月号
11月号
関西の地球人
世界的に活躍する鬼才ヴァイオリニスト
3歳ではじめたヴァイオリン。父から厳しいレッスンを受け幼少期から才能を発揮。メニューインやショルティといった世界的な指揮者から指導・推薦を受け、10代で小澤征爾とも共演。CDがイギリスの有名クラシック専門サイトで紹介されたり、世界のオーケストラと共演し、「巧みな演奏技術と豊かな表現力」と高く評価された。
2005年に兵庫県芸術文化センター管弦楽団の正団員として来日、コンサートマスターを務め、退団後フリーに。神戸で出会った奈津美さんと3年前に結婚、今後は日本を拠点に世界でコンサート活動を続ける予定という。
ドイツで育ち、ルーマニアに住み、日本に来たハンガリー人であるローザさんは、この4カ国の音楽を主に演奏。超絶技巧が必要な「ハンガリー舞曲」といったロマ音楽も得意とし、パガニーニのバイオリン協奏曲第3番、4番や、日本の情緒あふれる「川の流れのように」なども演奏。
世界的な鬼才でありながら、小さなレストランや小ホール、ホームパーティにも気軽に出かけて演奏する気さくな一面も。「私のスタイルは、大きなホールより小さな会場の方が、身近でパーソナルな演奏が聴けるので良い場合がある。ぜひ私の感情豊かでエキサイティングなステージを聴きに来てほしい」とローザさん。これまで東京、岡山、京都など各地でコンサートを開催、11月10日(日)には大阪市中央公会堂で、世界的なホルン奏者・水野信行さん、ピアニスト・山口美樹子さんと、ドイツ音楽の演奏会を開催。
エルノ・ローザさん
Ernoe Rozsa
<ヴァイオリニスト>