6月号

神戸ウォーターフロント「TOTTEI PARK 緑の丘」 4月25日(金)竣工
「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」を中核施設として4月4日に開業した「TOTTEI(トッテイ)」。その南側、海沿いに広げた大きな緑のピクニックシート「TOTTEI PARK(トッテイパーク)」の一部分を海に向かってつまみ上げたような「緑の丘」が竣工し、一部エリアの一般利用が開始された。4月25日(金)、建築・設計・施工関係者が集い、オープンを祝った。
「緑の丘」は地上2階建て、建築面積約900㎡の緑化された階段状建物。設計を手掛けた建築家の畑友洋氏は「神戸の都心・三宮において海と山を繋ぐフラワーロードの海側南端に位置するのが緑の丘です。晴れた日には神戸の海と六甲の山並みを一望できます。神戸にお住いの皆さんには花と緑を一緒に育て見守る思いを持ってゆっくり訪れていただき、神戸外から来られる方々にはこの丘で神戸の魅力を存分に感じていただけたらと思っています」と話した。
特殊な超軽量土壌で整備された屋根上には緑の苗木が植え込まれ、階段状に設置されたグレーチングの隙間から顔をのぞかせている。階段を上ると海と山はもちろん、神戸のあらゆる景色を360度、全身で体感できる。この丘は屋外イベント開催時には観覧席のように座って楽しめる場所になる予定だ。「これから植栽がすくすくと育ち、梅雨が明けるころには緑あふれる丘になります」と、東京をはじめ各地で屋上緑化を手掛けてきた大林武彦氏。
6月20日にはBBQレストラン「EN³(エンスリー)」がオープン予定。「バーベキューは炎を囲み、損得や立場を越えて人と人が関係性を築くコミュニケーションツールです」と話す成田收彌氏。テイクアウトメニューのほか、海に浮かぶ船の窓から眺めるような景観が広がるガラス張りの2階スーペースを屋内ラウンジとして提供する。「TOTTEIブリュワリー」も後日開業予定。
「TOTTEI PARK」は365日、いつでも誰でも利用できる憩いの場。大人も子供も楽しめるイベントを続々開催予定。「TOTTEI KOBE公式アプリ」で情報発信中。

左から、㈱One Bright KOBE・渋谷樹ベニューマネジメントDiv.マネージャー、㈱大林環境技術研究所・大林武彦代表取締役社長、㈱畑友洋建築設計事務所・畑友洋代表取締役、㈱One Bright KOBE・渋谷順代表取締役社長、㈱柴田工務店・山本芳弘常務取締役、㈱バーベキューアンドコー・成田收彌代表取締役

畑友洋氏(右)と大林武彦氏

成長が楽しみな階段下の植栽

屋上から海と街並みを一望

建物を北側から見上げると船のような形状が景色に溶け込んでいる

「図面を見て『こんな建物が本当にできるだろうか?』と思った」と言う山本芳弘氏に、「難しい曲線を職人さんたちの技で造り上げていただき感謝」と畑友洋氏

成田收彌氏

㈱ファミリアとのコラボグッズも販売開始

関係者の手で緑の苗を植樹

公式アプリ












