3月号
ふるさと兵庫魅力発見! 「兵庫学検定」がスタート|兵庫津ミュージアム・イオンモール神戸南店イオンホール
多彩な魅力を持つ兵庫県にまつわる知識を深めることで知的好奇心を刺激し、郷土への愛着も涵養してもらうおと、このたび新たに兵庫県に焦点を当てたご当地検定「兵庫学検定」が実施された。
兵庫立兵庫津ミュージアムでは検定試験本番に先だち、1月28日に「兵庫学検定」セミナーも開催され、公式テキスト『ふるさと兵庫魅力発見!』を手にした多くの受講生で賑わった。
セミナーではまず、検定委員長で兵庫津ミュージアムの名誉館長でもある歴史学者の田辺眞人先生が、検定の目的と特色について説明。生涯学習のみならず観光や産業の振興も視野に入れ、「今回の受験をきっかけに県内の各地を訪ねてほしい」と語った。続いて日本史の大きな流れから兵庫県の歴史的背景をレクチャーし、さらに摂津、播磨、但馬、丹波、淡路の「ひょうご五国」それぞれについての概説を旅するように。また、104ある日本遺産のうち兵庫県には9つもあること、兵庫県の成立のいきさつなどにも触れ、幅広い角度から試験に出そうな話題を披露した。
続いて10問の模擬試験があり、さらに検定委員の谷口義子先生が答合わせと解説を行った。「テキストを音読するといいですよ」と、試験勉強のアドバイスまで親切丁寧に。
そして2月12日の試験当日は、約223名が受験。7歳から87歳までの幅広い世代の受験者たちが、会場の兵庫津ミュージアムとイオンモール神戸南店のイオンホールで問題に挑んだ。試験は4択のマークシート方式。兵庫県の自然、歴史、社会、文化、防災などについて50問出題され、1問2点で60点以上が合格となる。
なお、結果は3月末頃に郵送で通知される。合格すると検定初級の認定証の交付や兵庫津ミュージアムの事業優待のほか、有馬温泉の銀水荘兆楽や神戸ポートピアホテル、神戸クルーズ船コンチェルトなどでの特典もあり、5月には合格者の集いも開催される予定だ。
すでに第2回の検定も計画され、8月4日(日)に開催されるとのこと。詳細は決まり次第、兵庫津ミュージアムホームページなどで公開されるので、ぜひチェックを。