3月号
私たちは、かつてスーパーキッズと呼ばれた 『スーパーストリングスコーベ』の挑戦!!
皆さんはご存じだろうか…神戸には弦楽器を表す「ストリングス」と物理学において21世紀の夢と言われる「スーパーストリングス理論」を語源に精力的な活動を行うオーケストラがある。
「今から13年前、息子が通い自身も監督を務めることとなった甲南小学校ドッチボールクラブにおいて、甲南学園広報部との縁で佐渡裕さんと出会いました。これを機にクラシックとは無縁であった私が音楽にぐんぐんとのめり込み、まさかオーケストラを結成するとは思いませんでした!」
そう語るのは早駒運輸株式会社で代表取締役社長を務める渡邉真二さん。2016年12月31日神戸開港150年カウントダウンクルーズ(神戸シーバス・ファンタジー号)において華々しくデビューし、全日本広告連盟神戸大会での演奏も務めた『スーパーストリングスコーベ(SSK)』を主宰する。メンバーは世界的指揮者・佐渡裕氏が愛情を注ぐ『スーパーキッズ・オーケストラ』の卒業生で構成されており現在は国内外の第一線でプロのアーティストとして活躍している。
昨年12月27日に開催された『スーパーストリングスコーベ第6回定期公演』(神戸新聞松方ホール)ではラグビーイヤーにふさわしく「フランスより愛を込めて」をテーマに演奏を披露。若くから渡邉社長と仕事、家族ぐるみで付き合いのあったミスターラグビーこと故・平尾誠二氏(神戸製鋼)と交友が深かった村上晃一氏(ラグビージャーナリスト)をゲストに招き回想を込めた演出で観客を魅了した。
同社ブランディングプロデューサーである渡邉美香さんにお話を伺った。「人と人を繋ぐ信頼の浮標でありたい…我々がマザーポート(母なる港)となり、神戸から全国に、そして世界にこの音色を届け、佐渡裕氏のもとで研鑽を積んだSSKが今後も無限の可能性に挑戦できる舞台を共に創ってゆきたいと構想しています。挑戦し続けるものに歓喜(心からの喜び)は来たる。SSKの音楽が感動と希望の灯りとなればこれ以上の歓びはございません。」
今月3月26日(大阪・フェスティバルホール)、28日(東京・サントリーホール)には結成20周年を迎える『スーパーキッズ・オーケストラ』が開催する特別コンサートに史上初となる特別編成として出演する。神戸港をマザーポートに可能性を秘めた弦楽オーケストラが子供たちの目指す憧れの背中となり想いを紡ぐ。