2012年
4月号
4月号
耳よりKOBE 古典芸能や芸術文化を身近に「町かどの芸能」
古典芸能の会が主催する「町かどの芸能」は、身近な場所で一流の舞踊家や芸術家の舞いや演奏が楽しめる催し。第12回となった「町かどの芸能・お話しと舞」が、2月5日、明石市の小林ブライダルホールで開催された。
主催者・大和松蒔さんは、「菊のつゆ」を舞い、ほか、菊聖公一さん、阿部悦子さん、立花青昇さん、大和松世さん、大和松春さん、大和松薫さんらが出演。地歌舞のほか、箏曲や、サックス演奏といった幅広い演目が用意された。
ゲストには、灘校の元教師で、伝説の国語教師といわれる橋本武さんが招かれた。橋本さんは、三年間をかけて『銀の匙』を読む授業など教師時代の思い出や、大ファンである宝塚歌劇のことなどを話し、「白寿のパーティーでは全身白い服でおしゃれをした。111歳では金色のおしゃれをしようと思っています」と今後の予定を披露。今年100歳の橋本さん、大還暦(120歳)には、「松蒔先生に“紅蓮の舞い”という新しい舞いを創って舞っていただきたい」と話した。
また舞台照明を長く手がけてきた五明隆夫さんに、明石市議会から表彰が。議員の辰巳浩司さんから五明さんに表彰状が手渡された。