2024年
6月号
6月号
甲南ラグビー部 創部100周年記念式典
4月28日 神戸メリケンパークオリエンタルホテルで開催
甲南ラグビー部は1924年、数名の有志が練習を始めたことが創部の起源といわれ、2024年、100周年を迎えた。総勢400名を超えるラグビー部OB、現役部員、来賓・関係者などが集い、語らい、和やかにそして賑やかに記念式典と祝賀会が開催された。
甲南ラグビークラブ中高OB会・川口武会長は「ラグビーをこよなく愛した平生釟三郎先生の『世界に通用する紳士・淑女たれ』の言葉通り文武両道を進み、伝統あるラグビー部の歴史が次の100年へと引き継げるよう努力してまいります」と開会の挨拶を述べた。日本ラグビーフットボール協会・土田雅人会長からビデオレターでお祝いメッセージが届き、続いて鏡開き、甲南学園・長坂悦敬理事長の発声で乾杯。会場は賑やかな歓談の場へと移った。ジャパンラグビーリーグワン・玉塚元一理事長は「リーグワンでプレイする甲南出身の選手に期待します!」と熱いメッセージを送った。
OBにとっては懐かしい制服姿の後輩ラガーマンたちが登壇。高校ラグビー部主将は「100周年という節目の年に花園出場を目指しチーム一丸となって頑張っていきたい」、大学ラグビー部主将は「目標であるAリーグ昇格達成を目指し練習に精進します。今後ともご声援をよろしくお願いいたします」とそれぞれの決意を力強く話し、会場は温かく大きな拍手に包まれた。全国大会で数々の受賞歴を持つ甲南高等学校・中学校ブラスアンサンブル部の華やかな演奏が会場を盛り上げた。
創部以来100年の歴史を紡いできた甲南ラグビー部の先人たち、切磋琢磨してきた多くの他校の選手たちに思いを馳せ、感謝と敬意を胸に現役とOBが共に部歌を斉唱。次の100年に向けての決意を新たにし、盛況のうちに散会となった。