12月号

兵庫津ミュージアム 名誉館長文化サロン 第2期がスタート
第1回のテーマは「平清盛墓所の謎」
兵庫県立兵庫津ミュージアムでは今春より田辺眞人名誉館長文化サロンを開催しているが、第1期は予約開始から2日足らずで半年分が満席となったことから、第2期として第1期と同じ内容をアンコール開催することとなり、その第1回が10月28日に開催された。第2期も申込開始から3日かからず満員御礼という大人気で、この日も会場の兵庫津ミュージアム研修室は満席に。
文化サロンは全6回のプログラムで、第1回のテーマは「平清盛墓所の謎」。福原京や平家物語の時代へ誘った。
まずはトピックスとして、学芸員の加納亜由子さんが豊臣秀頼の印状などをスクリーンに映しながら、古文書の鑑賞についてレクチャーをおこなった。
続いて田辺眞人名誉館長が「平清盛の栄枯」と題して講演。清盛の人生や福原京の構想、平家物語の作者や清盛の墓についての謎など、多彩なエピソードで平氏や清盛と神戸の関係を解説し、聴衆たちは熱心に耳を傾けていた。
休憩を挟んでゲストが登場、壇上には神戸在住の筑前琵琶奏者の川村旭芳さんが。まずは平家物語の冒頭、「祇園精舎」を披露。哀愁に満ちた旋律が諸行無常の響きとなって胸に響く。その後、琵琶や曲目についての解説をはさんで神戸・一ノ谷が舞台の「若き敦盛」を弾き語り、会場はしばし源平合戦の世界へ。
最後は田辺名誉館長、旭芳さんに笠井敏光館長が加わり、和やかに鼎談。この場でも新たな企画案が持ち上がって笠井館長が「また思いつきましたか!」と笑い、今後への期待を抱かせ幕を閉じた。
ちなみに今回、ニュージーランドから来日した名誉館長の友人、マクミランさん夫妻も会場で琵琶演奏を鑑賞。「繊細な音色で素晴らしい!」と大満足の様子だった。
なお、文化サロンは第2期も満員御礼、申込はすでに締め切られているのでご注意を。

ミュージアムにほど近い清盛塚の由来についても語った田辺眞人名誉館長

澄んだ琵琶の音色と玄妙な歌声で聴衆を魅了した川村旭芳さん

トピックスでは学芸員の加納亜由子さんが古文書の魅力を解説

笑い声に包まれた鼎談。左から田辺名誉館長、旭芳さん、笠井敏光館長

田辺名誉館長の奥さんのゆかりさんと一緒に、ジョン・マクミランさんと
妻のジュディーさんが琵琶の音を聴きに会場を訪ねた
「100年前の関東大震災と兵庫」
『1923 ~関東大震災と阪神間~』出版を記念して
と き 2023年12月23日(土) 10時30分
ところ 兵庫県立兵庫津ミュージアム ひょうごはじまり館3階 研修室
講 演 「思いがけない震災資料」兵庫津ミュージアム名誉館長 田辺眞人
「大震災と県内の動向」大手前大学准教授 森元伸枝
「関東大震災と神戸港」大手前大学准教授 坂倉孝雄
「『1923~関東大震災と阪神間~』出版の経緯」
大手前大学准教授 海老良平
演 奏 書生節「復興節」 講談師 旭堂南海
定 員 140人(先着順)
参加費 600円 (倶楽部員は500円)
TEL.078-651-1868