2012年
4月号
4月号
気分は新鮮 新社会人・新入生に贈る言葉(3) 叶屋宏一
信頼関係はコミュニケーションの絶対量
叶屋宏一 ヴィッセル神戸 代表取締役
新社会人のみなさん。いよいよ新しい生活が始まりますね。
私がヴィッセル神戸の社員、選手、スタッフに毎年言い続けていることがあります。
全員が「プロ意識」を持つということです。
「プロ」というのは監督、選手だけではない。働いている一人一人が、責任を持った「プロ」だということです。個々に自分の能力を開花させるには日々改善、前進する意識が大事ですが、同時に会社全体として、全員が同じ方向を向いて全力で努力するということを当たり前に行うことができなければ、会社は変われません。日々仕事に携わるみんなが、「広い視野を持ってどんどんチャレンジ」し、「互いに思いやり、協力する」ことが会社の成長、個人の成長につながるのだと思います。
また、みなさんにお願いしたいのは、しっかりとしたコミュニケーションをとってほしいということです。「信頼関係はコミュニケーションの絶対量である」という言葉があります。最近はメールで済ませてしまう傾向が強いのですが、普段からできるだけ仕事のうえでの情報共有、相談、連絡など直接顔を見て、話すことを心掛けてほしいのです。
みなさん、失敗を恐れずに、どんどん新しいことにチャレンジし、たくさんの発見・経験をしてください。