03.01

ひょうご神戸まちかど学だより|会下山・湊川公園フィールドワーク|赤穂市中央公民館 日本の歴史発見講座
2月7日、赤穂市中央公民館が主催する日本の歴史発見講座の受講生が神戸を訪ね、フィールドワークをおこなった。
ナビゲーターはこの講座の講師を30年以上務める兵庫・神戸のヒストリアン、田辺眞人先生。集合場所の新開地駅から、まずはこの日定期公開日の近代化産業遺産、湊川隧道へ。かつて(旧)湊川は現在のハーバーランドの南へ流れていたが、兵庫と神戸の交通を妨げ、神戸港内に土砂を流し込み、天井川ゆえに洪水のリスクも高いので、1901年に長田の苅藻川に流し込み、新湊川となった。しかし、阪神・淡路大震災で被害を受けて新会下山トンネルが完成、隧道はお役御免となった。その際、旧隧道を保存、活用するよう提言した田辺先生から、今回は直々にその経緯などの解説が。参加者たちは煉瓦積みのトンネルが彼方まで続く光景に圧倒されていたようだった。
続いてその下を湊川隧道が貫く会下山に登り、神戸港を望む山頂の広場で「歴史発見」のレクチャーが。まずは先ほど歩いた湊川隧道入口の前の道が旧鵯越道だったことから源平合戦一の谷の戦いについて、続いて楠木正成が会下山に陣を張ったことから鎌倉幕府滅亡~建武の新政~室町幕府と南北朝時代への流れについての講話も、現地で聞けば時間軸と空間軸が重なってひときわ興味深いものとなった。ここに聳える「大楠公湊川陣之遺蹟」碑は阪神・淡路大震災で損壊、崖下に落ちたものが修復、再建されたものとか。
その後は坂道を南へ下り、会下山の中腹の公園へ。ここにかつて、植物学者の牧野富太郎の研究所があり、その門柱だった石も残っている。田辺先生はこの研究所の開設など牧野を支援した池長孟の功績についてのみならず、ここで配付資料に掲載された古地図をもとに、「眼下の街区が条里制の跡です」と、古代の雄伴郡の中心が会下山の西にあったことなどを解説した。
最後に新開地の湊川公園へ。湊川隧道開通により水が流れなくなった河川敷に新しい街ができたことから「新開地」という地名になったこと、会下山あたりが法隆寺の寺領だったことから聖徳太子ゆかりの地でもあり、馬に乗った太子像が設置されたが震災で壊れ馬だけになったことなど、田辺先生の話題は盛りだくさん。このほかにもルートの途中に旧湊川の痕跡の「ドンドン川」や旧鵯越道ばたのお地蔵さんなど、至る所に歴史の足跡を見つけることができるコース、皆様もどうぞお歩きください。

どこか幻想的でもある湊川隧道の光景に感激!

会下山幼稚園から兵庫高校時代まで、近くで過ごした地ということもあり、ひときわ熱心にレクチャーする田辺先生

牧野富太郎植物研究所跡のモニュメント

赤穂市中央公民館歴史発見講座の受講生。東郷平八郎が揮毫し1930年に建立された「大楠公湊川陣之遺蹟」の石碑前で
第6回マラソン大競走 参加大歓迎
日本マラソン発祥地モニュメント除幕式あり
日 時 3月20日(祝・金)11:00集合 11:30スタート
集合場所 湊川公園(神戸市営地下鉄「湊川公園」駅、
神戸電鉄「湊川」駅上)
ゴール地点 淀川大橋南詰(約31.5km) 参加費 無料
※走者個人の自主的参加と責任で走ります。
※申込不要。ただし参加予定人数確認のため
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世話役 兵庫神戸は日本マラソン発祥地顕彰会
https://www.instagram.com/marathon_hyogoku/
歴史家 田辺眞人のミニレクチャー
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