2026
01.09
「新日本プロレスと京都フィルの化学反応を楽しんでほしい」と呼びかける真壁刀義選手

WEB版・スペシャルインタビュー| 新日本プロレス 真壁刀義さん

カテゴリ:Web限定

本邦初!プロレスとオーケストラの競演…
異色タッグの魅力を〝スイーツ真壁〟が熱く解説

新日本プロレスと京都フィルハーモニー室内合奏団とが初めて〝タッグ〟を組む異色のコンサート「新日本プロレス×京フィル オーケストラマッチ~プロレスと音楽の融合~」が2月13日、京都市のロームシアター京都メインホールで開催される。「オーケストラの生の演奏の迫力をホールで感じてほしい。きっと、その〝音〟はプロレスラー同士がぶつかりあう試合会場の〝音〟の迫力と同じ。テレビなどでは絶対に伝わらない世界を体感してもらえるはずだから」と新日本プロレスを代表し、真壁刀義選手は熱く呼びかける。

■フルオーケストラの入場曲

「〝プロレスとオーケストラ〟のコラボレーション。この初となる試みの実現を―」と京都フィルが新日本プロレスへ呼びかけて、胸躍るコラボレーション企画は生まれた。
コンサートでは、まず、それぞれの入場曲に合わせ、選手が、ホールのステージへと〝入場〟。当日は6人の選手がゲストとして出演する予定だ。
1月4日に東京ドームで引退試合を行った棚橋弘至。同日、プロレスラーとしてのデビューを果たした元柔道五輪金メダリスト、ウルフアロン。長年、新日本プロレスを牽引してきた天山広吉ら人気選手のお馴染みの入場曲を、京都フィルがフルオーケストラバージョンにアレンジした楽曲で演奏する。
そのトップバッターを飾るのは真壁選手だ。
リングへ向かう際の入場曲は、お馴染みの「IMMIGRANT SONG(移民の歌)」)。
新日本のリングで、アントニオ猪木の好敵手として活躍したブルーザー・ブロディが入場の際に使った名曲。世界で人気の伝説のバンド「レッド・ツェッペリン」のヒット曲だ。
〝真壁選手バージョン〟は日本のギタリスト、布袋寅泰がカバーした「IMMIGRANT SONG」。
「この曲には強い思い入れがある…」と、入場曲が誕生するまでの〝秘話〟について真壁選手が教えてくれた。

■受け継がれた入場曲秘話

「新日本では入門後、寮生活で鍛えた若手選手たちは海外へ修行に出るんだよ。カナダ、イギリスからプエルトリコへと渡ったんだけど、ここはブロディ選手が亡くなった地でね」
海外修行を終え、いよいよ凱旋帰国が決まった。だが、帰国後の試合で、真壁選手はアキレス腱断裂という重傷を負う。
「正直、引退も考えた」と打ち明けるが、プエルトリコでの厳しい修行を思い出し、こう考え直したという。
「プエルトリコで修行したのは、何かの縁かもしれない。偉大なブルーザー・ブロディ選手の後継者として、自分は彼の遺志を継ぐ宿命にあるのではないか…」と。
長期療養から復帰した際、「この曲で入場しよう」と選んだのが、亡きブロディの入場曲「IMMIGRANT SONG」だった。
新しいスタートを切るために、そして新たな時代らしく…と、布袋寅泰のアルバムに収録された〝布袋バージョン〟を使用することに決めた。
真壁選手の〝ブロディばりの太いチェーン〟を首からぶら下げての迫力ある入場シーンは全国の会場のプロレスファンを熱狂させてきた。
「2月13日の京都公演は、棚橋にとって(1月4日の)引退試合から、初の公の場への復帰となる貴重の機会でもある」と真壁選手。
実は1999年、後楽園ホールでの棚橋選手のデビュー戦の相手が真壁選手だった。
試合で負けた棚橋選手は、勝者の真壁選手に対し、「先輩としての凄さを感じました」と語っている。
選手時代、〝100年に一人の逸材〟と呼ばれてきた棚橋選手は引退後、新日本プロレスの社長業に専念するが、真壁選手は「次は〝100年に一人の社長〟を目指してほしい。自分はそのために何でもサポートしていきたい」と話す。

■魂を鼓舞する名曲たち

コンサートでは〝新日メドレー〟のコーナーも企画され、往年の人気選手の入場曲がメドレー形式が披露される予定だ。
真壁選手は1996年、大学を卒業後、新日本プロレスの門を叩くが、〝狭き門〟である、この入門テストの厳しさ、過酷さは有名だ。
「試験を受けに行く途中、アントニオ猪木さん、長州力さんたちの入場曲を聴きながら道場へ向かったことを今でも覚えているよ。〝よし、やってやるぞ!〟と気合いを入れるため。プロレスラーの入場曲には、背中を押してくれるパワーが秘められているのだと思う」
デビュー戦で倒した後輩の棚橋選手が1月で引退しますが…と真壁選手に向けると、こんな即答が返ってきた。
「まだまだ引退のことは考えていない。今も毎日、新日本の道場へ通って体を鍛えているからね…」と豪快に笑いながら。
いつでもリングに立つ準備はできている。

〝強面のレスラー〟には、もう一つの顔がある。
プロレス界きっての甘いお菓子、スイーツ好きで知られ、付けられた異名は〝スイーツ真壁〟。テレビのバラエティー番組などでも引っ張りだこの人気者だ。
「元々、甘いお菓子が大好きなんですが、プロレスを見てもらうために自分が力になれるのなら何だってしたい。〝スイーツ真壁〟という顔も、その一つなんだよ」
京都公演の直前、2月11日は大阪府立体育館(エディオンアリーナ大阪)で新日本プロレスの大会が控えている。
「大阪で試合を見てから、京都のコンサートへ来てもらうと、より楽しめるはず。ぜひ両方の会場へ来てほしい」と会心の笑顔で呼びかけた。

文・戸津井康之

「新日本プロレスと京都フィルの化学反応を楽しんでほしい」と呼びかける真壁刀義選手

プロレスラーと入場曲の魅力について熱く語る真壁刀義選手

真壁刀義選手は、「フルオーケストラの大迫力の演奏に合わせて全力で入場したい」と語った

真壁刀義選手は入場曲誕生秘話についても打ち明けてくれた

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