2026年
1月号
1月号
ビフテキのカワムラで 〝本物〟の神戸ビーフを心ゆくまで
ビフテキのカワムラ姫路店
2001年のオープン以来、白鷺城のお膝元で本物の神戸ビーフを賞味できる稀少な店として愛され続けている姫路店。皓然たる山小屋風の佇まいは親しみやすく、姫路バイパス姫路南ランプすぐという立地の良さも相まって、姫路をはじめ播州一円からの来客が絶えない。
ファミリー層の利用が多いが、世界遺産の名城を訪ねる観光客もよく来店し、ホテルからの紹介で神戸ビーフ目当てにやって来る外国人も珍しくない。
10席にもおよぶカウンターの鉄板はカワムラ全店で最も長いものだが、銀盤の如く磨き上げられ、白亜の城のように眩しい。ほかに6席のテーブル席が2つ、個室も6席・10席と2室備え、いずれも昼は陽光が差し込み明るい雰囲気。夜は一転、ワイングラスを傾けたくなるような落ち着いたムードを醸す。
神戸ビーフのプロフェッショナル カワムラがお届けする神戸ビーフ講座⑳
但馬牛の旅路(2)
前回に続き、神戸ビーフのもととなる但馬牛が近世~近代に産地からどのようなルートで流通していったかをご紹介します。
故郷から養父の市場に集まった子牛は、博労たちにより取引され、それぞれの取引先へ牽かれて行きます。ちなみに養父には現在も、但馬牛の子牛の市場があります。
まず、目指すは丹波です。養父を出て和田山を過ぎ、遠阪峠を越えて但馬から丹波へ。その峠道を下りきった現在の丹波市山垣には、昭和初期まで牛宿があったといいます。牛追いの泊まり賃は食事とお酒2合がついて1泊1円弱。牛の餌は藁1束1厘でしたが、夏場は生草を与えていました。それを刈ってきた村の子どもたちは、1束2銭のお駄賃をもらったそうです。















