10月号
独自の美学や世界観、信念が炸裂! 兵庫の地場産品26ブランドが集結
8月27日から9月9日まで、「ひょうご国~HYOGO産を世界に発信するPROJECT 2025~」が大丸神戸店6階 M BASEで開催された。兵庫県内各地の地場産品26ブランドが一堂に集結。訪れた人にショッピングはもちろん、実際の商品を見て、触れて、販売スタッフやクリエーターと対話する貴重な機会を提供した。

公益財団法人神戸ファッション協会が8月27日から2週間、「ひょうご国~HYOGO産を世界に発信するプロジェクト2025~」を開催した。兵庫県内各地の地場産品の展示販売会。4回目となる今年は播州織、豊岡のかばん、丹波焼、加古川靴下など、26ブランドを集め、県内のモノづくりの魅力をアピールした。
1週目は播州織の「tamaki niime」や「WOVE MELT」、線香の「あわじ島の香司」、日本燐寸工業会の「兵庫のマッチ」などが出店。色にあふれ、やわらかく、軽やかな播州織のショールを羽織って試着する人、その真逆、硬い播州織という新しい商品に見入る人など、多くの人が来店し、買い物を楽しんだ。ほかにも大阪・関西万博の催事で展示した兵庫の産地と台湾のクリエーターとのコラボ作品も登場。「ひょうご国」のプロジェクトで実現した海を越えての共創作品がビジネスとして動き出した。
2週目は商品を入れ替え、播州織7ブランドがバッグやワンピース、傘など、多様な商品を展開。様々な織りや模様のアイテムが揃い、会場は華やかな雰囲気に。ほかにも「POLS」のカットジャカードを使用した豊岡鞄の「THYMEBUCKS」や、色のグラデーションが美しい丹波焼の「雅峰窯」、日本の伝統文化・着物を現代服にデザインした「MAMAMA」などをラインナップ。加古川靴下の「くつしたくん」と「TANAKA SOKKEN」は全日出店した。
開催を聞きつけ他府県からわざわざ足を運んだ人のみならず、たまたま大丸神戸店に来店していて足を止めた人も。他にはない、兵庫産の素晴らしい商品をPRし、ファンを獲得、ビジネスとして成長させる原動力的なイベントとしての役割を果たしていた。



期間中に数回、斎藤元彦兵庫県知事も来店
1週目(8月27日~9月2日)
出店ブランド:(マッチ)兵庫のマッチ (靴下)加古川靴下、TANAKA SOKKEN
(播州織)tamaki niime、WOVE MELT (丹波焼)市野伝市窯
(豊岡のかばん)CREEZAN、TOTTE (皮革)Kiichi KOBE
(線香)あわじ島の香司、TRUNK DESIGN
(HYOGO×台湾)モリタ×本質創作室、神戸レザー協同組合×未來式、LU+

〈tamaki niime〉
ゆるく、ゆっくりと織り上げることでふんわりと空気をふくませた1点もののショールは一枚羽織るだけで、たちまちファッション上級者に。ワンピースやパンツ、トップスなども展示販売

〈WOVE MELT〉
播州織に特殊加工を施した硬いシート状を組み合わせ、縫製なしで立体的な名刺ケースや一輪挿しに。播州織の糸や布地を閉じ込めたレジンアクセサリーなどユニークな作品が多数

〈加古川靴下〉

〈TANAKA SOKKEN〉

〈TOTTE〉

〈CREEZAN〉

〈兵庫のマッチ〉

〈兵庫の産地×台湾のクリエーター〉

〈市野伝市窯〉

〈あわじ島の香司〉

〈TRUNK DESIGN〉

〈Kiichi KOBE〉
2週目(9月3日~9日)
出店ブランド:(洋服)MAMAMA (靴下)加古川靴下、TANAKA SOKKEN
(皮革)HYOGO LEATHER (丹波焼)雅峰窯
(播州織)POLS、Gohobi、FUJI GAUZE、mulberry fabric、織馬鹿、clocomi、hatsutoki
(豊岡のかばん)THYMEBUCKS、Maison Def
(杞柳製品)KAORI YAMAMOTO (HYOGO産地×産地)THYMEBUCKS×POLS

〈MAMAMA〉
人とかぶらないファッションを…と購入するお洒落上級者や、日本の伝統文化「着物」の美しさに感動し、中国からの観光客がお土産として購入するなど、売り場は常に大賑わい

〈POLS〉

〈mulberry fabric〉

〈FUJI GAUZE〉

〈clocomi〉

〈Gohobi〉

〈織馬鹿〉
ゴルフプレー中に熱中症になった代表自身の経験を活かして完成させたというネックーラー(ネッククーラー)。求めやすいアンダー1000円の価格設定に、色柄違いで複数枚購入する人も。寒い時期にはヌックーマー(ネックウォーマー)として活躍!

〈hatsutoki〉

〈雅峰窯〉

〈HYOGO LEATHER〉

〈THYMEBUCKS〉
ツイードバッグほか、POLSのカットジャカードの魅力を生かした1点ものバッグは2023年のひょうご国コラボプロジェクトをきっかけに完成した豊岡鞄×播州織という産地コラボ作品

〈Maison Def〉
糸を使わずリベットで2枚のレザーを留めてつくるRivet Bagの受注会を9/7に開催。「色の組み合わせに迷うわね」とレザーやリベットを真剣に選ぶお客様と談笑する代表の下村浩平氏

〈KAORI YAMAMOTO〉
産地の直営店
「ひょうご国の商品は普段、どこで購入できるの?」という声が多く聞かれた今回のイベント。
ぜひ下記のアンテナショップや取り扱い店へ足をお運びください。
※取り扱いブランドなど詳細は各ショップにお問い合わせください。大丸神戸店に出店したブランド全てを取り扱っているわけではないためご注意願います
線香
パルシェ香りの館 特産館「香りショップ」
農園、ハーブ湯の温泉、カフェ、ショップなどを楽しめる「香り」のテーマパーク。ショップでは淡路島名産のお香をはじめ、オイル、バスグッズ、ハーブティーなど、様々な香り商品を取り揃える。
■淡路市尾崎3025-1
■0799-85-1162
■10:00~17:00
■不定休
https://www.parchez.co.jp/
線香ほか
神戸阪急新館 「ひょうごふるさと館」
食料品や工芸品など、兵庫県内の名産品を約2000点揃えて展示・販売。工芸品は、丹念な手仕事が冴える細工ものや名匠の焼きもの、線香から豊岡鞄、杞抑製品まで、郷土色がいっぱい。
■神戸市中央区御幸通8-1-26
神戸阪急新館5階
■078-252-0686
■10:00~20:00
■休業は神戸阪急に準ずる
https://www.hyogo-bussan.or.jp/shop/furusato
靴下
かこがわ工房 Kips
加古川市を中心とする靴下製造メーカー14社が参加する靴下のアンテナショップ。ビジネス、カジュアル、5本指などの機能性ソックスやレッグウォーマーまで、足もとのオシャレ商品がズラリ。
■加古川市加古川町溝之口507
カピル21専門店街1F
■079-423-5061
■10:00~19:00
■休業はカピル21専門店街に準ずる
https://capil21.com/floorguide/1Ffloorguide/shop118

かこがわ工房 Kips
マッチ
マッチ専門店 マッチ棒
アウトドア用、災害時保存用など、機能的なマッチほか、レトロ缶入りなどパッケージに凝ったものや、こけしマッチなどマッチそのもののデザインがユニークなものなどもラインアップ。
■神戸市中央区北長狭通5-5-12
■078-341-4841
■10:00~16:00
■土日祝日休業、平日不定休あり
https://match.or.jp/matchbou/

マッチ専門店 マッチ棒
播州織
播州織工房館
木造の織物工場跡を改装した播州織の情報発信施設。様々な織布工場や産元の生地、産地ブランドの雑貨やファッションアイテムを販売するほか、織機の展示・実演など、播州織の歴史を感じるコーナーも人気。
■西脇市西脇452-1
■0795-22-3775
■10:00~17:00
■月曜休業(祝日は翌日休業)
http://www.umekichi-tmo.jp/kouboukan/
皮革
革工房BAIMO
革の産地、姫路でなめされた本革を使用したオリジナルバッグ・財布などの革小物を販売。個性豊かなスタッフのオリジナルデザインの革製品が評判で、皮革のワークショップも随時開催する。
■姫路市南駅前町123
じばさんびる1階
■070-9108-3321
■平日10:30~19:00、土日祝9:00~19:00
■不定休
https://www.instagram.com/baimo_himeji/
豊岡鞄
Toyooka KABAN Artisan Atelier
日本有数の鞄の産地、兵庫県豊岡市で生まれた地域ブランド「豊岡鞄」などを取り扱う専門店。鞄の他にも、「豊岡財布」やポーチ、キーホルダーといった「豊岡小物」など、約250アイテムを販売する。
■豊岡市中央町18-10
Toyooka KABAN Artisan Avenue1F
■0796-34-8118
■11:00~17:30、土日祝日は10:00~17:30
■水曜休業
https://www.artisan-atelier.net/

Toyooka KABAN Artisan Atelier
丹波焼
丹波伝統工芸公園 陶の郷 「窯元横丁」
丹波焼のギャラリーショップ「窯元横丁」や陶芸教室、レストランなどが揃う。横丁風な空間の「窯元横丁」には50軒の窯元、約5,000点の丹波焼がズラリと並び、お散歩気分で買い物を楽しめる。
■丹波篠山市今田町上立杭3
■079-597-2034
■10:00~17:00
■火曜休業(祝日は営業)
https://tanbayaki.com/
豊岡の鞄・杞柳製品
Apartment
鞄や財布、靴などの革製品、杞柳細工など工芸品のセレクトショップ。クリエーターのための専用アトリエも備え、出来上がった作品をショップで取り扱うなど、メンバーの創作活動を支援、プロ育成を目指す。
■豊岡市中央町18-7 1F
■070-8965-9110
■10:00~16:00
■火曜・水曜休業
https://www.apartment-toyooka.work/
杞柳製品・豊岡鞄
玄武洞ミュージアム 「ミュージアムショップ」
天然記念物「玄武洞」の入口にある石の博物館。世界の珍しい石のほか、「豊岡杞柳細工」を紹介するコーナーやレストランなどもあり、ショップでは「豊岡杞柳細工」のかごバッグや「豊岡鞄」を販売。
■豊岡市赤石1362番地
■0796-23-3821
■9:00~17:00
■無休 ※臨時休館あり
※レストランとショップは入館自由。玄武洞ミュージアムを
見学する場合は、入館料(大人800円)が必要
https://genbudo-museum.jp/












