12月号
神戸甲南会 創立50周年記念式典・祝賀会
胸に刻む平生生釟三郎先生の教え
東北から沖縄まで日本各地、また海外の都市に在住・在勤の甲南学園同窓生たちが集う「甲南会」。地元「神戸甲南会」が創立50周年を迎え、神戸ポートピアホテル「偕楽の間」で11月11日、記念式典・祝賀会が開催された。
神戸甲南会歴代会長ほか大先輩諸氏をはじめとする同窓生、さらに12地域の甲南会から参加の同窓生、学園を代表して長坂悦敬理事長、片山勉副理事長、大学からは中井伊都子学長、丹羽一郎同窓会長など150名以上の参加のもと開催された。阿部泰久会長(兵庫ヤクルト販売会長)が感謝の意を述べ、「節目の年に大役を務めることになり当初は困惑しましたが、メンバーみんなで一生懸命考え、喜んでいただける企画を用意しました。楽しい時間をお過ごしください」と話した。続いて長坂理事長からお祝いの言葉と継続に尽力してきた同窓生の労をねぎらう感謝の言葉が送られた。中井学長は、「日頃から学生たちの学びを支えていただき心より感謝申し上げます。これからも目指したくなるいい大学づくりに努めてまいります」と話した。お祝いと敬意を表した丹羽会長は「近鉄バファローズ時代からファン歴57年」と公言し、「神戸の皆さん!ぜひオリックス・バファローズ、そしてヤクルトスワローズにご声援を!」と呼びかけ、会場は笑いに包まれた。
鏡開き、乾杯、歓談へと和やかな時間が進み、「ケーシーハシモト&The Party Orchestra」の「KONAN」にちなんだ歌、甲南が誇る音楽家・貴志康一氏の楽曲など、華やかなステージが会場と一体となり繰り広げられた。さらに「テーマは平生釟三郎先生」という阿部会長の依頼を受けケーシーハシモトさんが創作した楽曲「正しく、強く、朗らかに」が披露され、平生先生の教えを今一度胸に刻んだ。「皆さんありがとう。横でコウちゃん(貴志氏)も喜んでいます」。天国の平生先生から届いたラインメッセージが米田篤史副会長(神戸サウナ社長)から紹介されると参加者一同笑顔に。終盤は抽選会や学園歌斉唱で賑やかに盛り上がり、今後のさらなる発展を誓い合い、大盛況のうちに閉会となった。