2016
09.03
09.03
スイス時計の伝統・技術のために!
今年、110周年を迎えた高級時計のカミネさん。
9月3日、110周年の記念事業のひとつとして「Le Garde-Temps-Naissance d’une Montre(時を計る、時計の誕生)」がホテルオークラ神戸 で開催されました。
近年、スイスの時計業界では、高度な工作機械により製造過程が少し変化してきました。
古くから「手づくり」による時計製造を行う職人さんたちが減っていっている現状があります。
このことに、危惧を感じていた機械式時計の巨匠・フィリップ・デュフォー、グルーベル・フォルセイらが2007年に「Time Aeon」という財団を結成。
そして、そのプロジェクトは「ガルド・タン プロジェクト」としてスタートしたのです。
これは、最も伝統的で古典的技法による時計を11本だけ製造し、それを販売することで、若手時計師の育成のための基金にするというものです。
この「ガルド・タン プロジェクト」に、日本代表の時計店として賛同するのがカミネさん。この11本を世界で発売しますが、そのうちの1本をカミネが扱います。
記念すべき1本目は、2016年6月の香港・クリスティーズオークションでは、約1億1600円で落札され、その全額が「ガルド・タン プロジェクト」に寄贈されました。これは時計1本の落札額ですよ!
「フィリップ・デュフォー」「グルーベル・フォルセイ」のダブルネーム入りの時計が、時計マニアにとってたまらないのです!
そのうちの1本が、本日9月3日(土)にカミネにお目見えしました。
上根社長は、「伝統あるスイスの機械式時計の技術の継承のためにも大きな意義がある」と話をされました。