10月号

世界最高ランクの英国インターナショナルスクール North London Collegiate School Kobeが六甲アイランドに開校
9月1日、イギリス発祥の世界的名門校、North London Collegiate School(NLSC)の神戸校が六甲アイランドのアジアワンセンター内に開校、その前日にオープニングセレモニーが開催された。
NLCSは1850年に創設。スイスの非営利団体である国際バカロレアのディプロマ(業績証明)でイギリス第1位、卒業生の40%以上が世界トップ20の大学で学ぶという実績を誇る。シンガポール、ドバイ、韓国にも展開し、そしてこのたび神戸の地にも根を下ろすこととなった。
セレモニーには約70名の第一期生となる新入学生(小学生)とその保護者たちも参集。左右に海を眺める開放的な学校のホールでおこなわれた。まずは運営母体である八光エルアールの池田浩八社長が開校までの道のりを振り返り関係者に感謝を述べつつ「世界を良くするためにみんな学ぼう!」と生徒たちによびかけた。NLCS海外校教育戦略担当のグゥエン・バイロム氏も「初代の生徒が今後どんな風に育っていくのかを見るのが楽しみ」と胸躍らせた。初代校長となるマシュー・ウィリアムズ氏は、卓越した学術教育を提供しつつ、やさしさ、寛容さ、目的意識を持った若者を育てることを高らかに宣言。そして「喜びに満ちた学校生活を!」と微笑みながら語った。
お祝いに駆け付けた久元喜造神戸市長は「世界に貢献できるような人材を期待しています」とあいさつし、マシュー・エリス在大阪英国総領事館副総領事も「日英両方で自在に活躍できる人材が求められるいま、次世代のリーダーを」と流暢な日本語で祝辞を述べた。
ほかにも世界各国のNLCSや元文部科学副大臣の鈴木寛氏からの祝賀ビデオメッセージ、音楽教師ルース・ベイカー先生によるピアノ弾き語りなどが華やかに式典を彩り、最後は伝統的手法で製作されたオリジナルの手ぬぐいが記念品として生徒たちに手渡された。
なお、NLSC神戸校は2028年に六甲山上に校舎を新設、以降は中高一貫の寄宿学校へと移行していく予定だ。

「一緒に新しいチャレンジをしてたくさん成長できる学校に」と抱負を語る八光エルアールの池田浩八社長

グゥエン・バイロム氏は「開校にあたり感謝したい方々がいっぱい」とスピーチ

「真の成功はテストの成績だけではありません」と力説するマシュー・ウィリアムズ校長

久元喜造神戸市長とマシュー・エリス英国副総領事も開校を祝福

生徒たちは新しい制服で記念撮影













