兵庫県医師会の「みんなの医療社会学」 第181回は1961年に国民皆保険が実現しましたが、当時は自己負担額に上限がなかったため、大きな病気をすると家計が非常に重い負担を抱える可能性がありました。そこで1973年に高額療養費制度が創設され、その後、家族の医療費を合算できる世帯合算や、治療が長期にわたる場合に負担をさらに軽くする多数回該当などが整備されてきました。─具体的にどのくらい負担が軽くなるのでしょうか。片嶋 自己負担の上限は所得によって異なります。例えば70歳未満で一般的な所得の方が、1か月に100万円の医療を受けたとします。通常のた場合でも患者さんの負担が大きくならないよう、1か月に支払う自己負担額に上限を設ける制度です。日本で─高額療養費制度とはそもそもどのような制度ですか。片嶋 医療費が高額になっ高額療養費制度の現在地を考える兵庫県医師会 医政研究委員会委員片嶋循環器内科・外科クリニック 副院長片嶋 隆 先生90
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