KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年11月号
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役者として大切にしていること―『メイジ・ザ・キャッツアイ』大阪公演がようやく叶いました。明治座での初演では確かな手応えを感じていましたし、関西のお客様にもきっと喜んでいただける作品だと思っていました。アクション、ミステリー、ラブコメディに、家族や恋人への愛が詰まった人間ドラマ。そして、あの名曲の歌唱やダンス、華やかなショーまで。宝箱のようなジャパニーズ・エンターテインメントに仕上がったと自負しています。「これぞエンタメ舞台!」と感じていただける、豪華なお芝居です。再演ではありますが、作品に携わる皆が「再演を再現にしない」という思いを共有し、新鮮なときめきをもって取り組んだことで、作品はさらに進化しました!―ほぼ同じキャストでの再演ですね。長女・泪を演じる高島礼子さん、三女・愛を演じる剛力彩芽さんとは、プライベートでも時々お会いしていたので、久しぶりという感覚はあまりありませんでした。交流を重ねるうちに、ますます本当の姉妹のような関係になっています。高島さんは、周りの人をほっとさせてくださる、どんな個性も温かく受け止めてくれるお姉さん。彩芽さんは運動神経のよさに加え、繊細な感性をお持ちで、三女・愛にぴったりです。長谷川初範さんはカンパニーの最年長ですが、何役も演じ分けながら、いつもお芝居を楽しんでいらっしゃいます。その喜びがお客様にも伝わるのだと、お姿を拝見して学びました。一人ひとりがストイックで、活気に満ちたカンパニーです。舞台裏は早替えなどで、いつも大運動会(笑)。そこもお見せしたいくらいです。―キャッツアイが明治時代に現れる…。どんなところに面白さを感じていますか。舞台を明治時代に移したことで、登場人物たちの恋愛がとても初々しく描かれています。手が触れ合うだけで胸が高鳴り、接吻の話題が出るだけでも一大事なんです。新しくカンパニーに参加してくれた、瞳の恋人役の崎山つばささんと、新鮮な気持ちでお芝居を紡ぎ、私たちなりの〝瞳とトシ〟の色をつくっていければと思っています。ファッションなども面白いですよ。着物と洋服が入り交じる文明開化の時代ですから、装いもハイカラで華やか。原作のイメージカラーを踏襲しながら、和洋折衷に仕立てられた三姉妹の衣裳も、とても素敵です。原作者の北条司先生も「この時代にしたのはよかったね!」と楽しんでくださり、再演にあたって、この舞台の衣裳をまとった三姉妹のオリジナルイラストを描いてくださいました。公演中は新歌舞伎座にその原画を展示していただく予定ですので、ぜひご覧ください。―夫の片岡愛之助さんと舞台について話すことはありますか?27

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