KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年11月号
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新作のテーマは神戸開港160年「もうすぐ、神戸港開港から160年という節目を迎えます。それに合わせ、この物語を書こうと思い立ちました」遡ること約160年前の1868年1月1日。日本を代表する国際港へと発展を遂げる神戸港は開港した。「今では想像もできないでしょうが、神戸港の開港前。そこには人はほとんど住んでいなかったし、建物もなかった」と説明する。前作『帆神―』(2021年)で播州高砂の漁師町を描く中、〝故郷の海〟を強く意識し、「次は神戸港をテーマに」と決め構想を練っていった。『帆神―』の舞台は夫の出身地でかつて暮らした高砂。そして新作の舞台に選んだのは、自身が生まれ育った三木市に隣接する三田。メーンの登場人物たちも三田の出身者たちである。執筆に際し、三田市の歴史を入念に取材し、地元に伝わる文献などを調べ上げていく。三田市の関係者たちへ、「次の小説の舞台として三田を描きたい、と伝えたら『三田市史』など貴重な文献を提供してくれるなど、とても熱心にご協力いただきました」と語る。同時に三重県鳥羽市の歴史も調べていく。大阪の仕事場にて21

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