KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年11月号
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新作の小説や映画に新譜…。これら創作物が、漫然とこの世に生まれることはない。いずれも創作者たちが大切に温め蓄えてきたアイデアや知識を駆使し、紡ぎ出された想像力の結晶だ。「新たな物語が始まる瞬間を見てみたい」。そんな好奇心の赴くままに創作秘話を聞きにゆこう。第72回は『お家さん』(新潮社)や『帆神―北前船を馳せた男 工楽松右衛門―』(同)など神戸や高砂など〝故郷・兵庫〟の歴史をテーマにした小説を数々手掛けてきた玉岡かおるさんの登場。新作『海へ出でよ―神戸を拓いた海賊たち―』(新潮社)も出身地の三木市に隣接する三田や神戸が舞台。郷土の史実を臨場感豊かに活写する渾身作が生み出される背景について聞いた。郷土の歴史に斬りこむ唯一無二の視座……神戸港開港160年に秘められた先人の魂THESTORYBEGINS-vol.72■小説家■玉岡 かおるさん⊘ 物語が始まる ⊘文・戸津井 康之写真・竹田 武史玉岡 かおる(たまおか・かおる)作家。1956年、兵庫県三木市生まれ。神戸女学院大学文学部卒業。1987年、『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で神戸文学賞を受賞し、作家デビュー。『お家さん』(2007年、新潮社)、『負けんとき―ヴォーリズ満喜子の種まく日々―』(2011年、新潮社)など著書多数。2021年刊行の『帆船―北前船を馳せた男 工楽松右衛門―』(新潮社)で、2022年、新田次郎文学賞、舟橋聖一文学賞を受賞。新作『海へ出でよ―神戸を拓いた海賊たち―』(新潮社)は全国の書店などで発売中。20

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