KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年11月号
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米国の需要低迷が主要な原因とベトナム当局から指摘されています。欧州向け輸出に北極海航路これまで述べたように、米国への依存が高いベトナムにとって、通商政策の不確実性に備え、欧州向け輸出を拡大することが重要です。そこで注目されるのが、アジア諸国から欧州に向けた「北極海航路」(図表3を参照)です。南回り航路ではマラッカ海峡とスエズ運河が海賊多発地域であり、また再発が懸念される「中東紛争」の影響を受けます。そこで北極海航路が新たな航路として期待されます。事実、すでに中国貨物船が北極海を経て欧州に何度か寄港しています。そして本年には、韓国のパンスター社のコンテナ船が8月22日に釜山を出港。10月11日に帰港し、日本に寄港する初の運航を成功させました。北極海航路の優位性北極海航路は、従来よりも航海日数を約3分の1に短縮できる可能性があると韓国当局は指摘しています。それはサプライチェーンにおける「コスト削減」「納期短縮」になり、また燃料消費量の削減にもなります。「韓国の黄鐘宇海洋水産相によると、2027年にコンテナ船や自動車運搬船による試験航海を追加で行い、30年に定期運航を開始する計画。黄氏は、この航路で採算が取れるようになるのは40年ごろになると予想し」ました(【引用】『Reuters』10月13日)。ベトナムからの欧州輸出の拡大と北極海航路の利用は相乗効果発揮の可能性があります。引き続き注目したいと思います。図表3 日本から欧州の航路比較【引用】讀賣新聞オンライン(2026年6月21日)韓国のパンスター社が運航するコンテナ船 【引用】PANSTAR社の北極海航路資料■上田義朗(うえだ よしあき)流通科学大学名誉教授岡山学院大学・岡山短期大学理事日本ベトナム経済交流センター日本代表外国人材雇用適性化推進協会(ASEO)代表理事合同会社TET代表社員・CEO131

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