古来より文人に愛された有馬は、藤原定家や大弐三位(紫式部の娘)など多くの歌人に詠まれている。有馬に関する和歌は2千首にものぼるが、2011年にここから秀歌を選び「有馬温泉百人一首」として札を作成し、観光客にも販売されている。そしてこのカルタというアイデアの発展形として、地元の人たちを対象に有馬の温泉・文化・歴史・自然・コミュニティへの理解を深めて郷土愛を醸成、ひいては地域活性化を視野に「有馬かるた」を構想し、20年の歳月を経てこのたび完成した。このプロジェクトを担ったのは有馬ふれあいのまちづくり協議会と、同協議会が開設した郷土資料室、有馬文庫を支えるサポーターチームの有志たち。読み札はあ~わではじまる45枚。五七五の文面は元北区有馬出張所長の妻木敏彦さんと有馬文庫サポーターチームの伊勢野志津子さんが「海よりも二倍も辛い金のお湯」や「その昔舒明天皇御幸あり」など有馬のあれこれを盛り込みながら考案した。9月20日には地元婦人会が主体のNPO輝ありまによる「ありま☆キッズカフェ」のアトラクションとして披露され、地域の子どもたちが「有馬かるた」に興じた。今後は有馬っ子たちの教材のみならず、地域のデイサービスや有馬歴史勉強会などでの活用も期待されている。楽しみながら湯の街を学ぶ「有馬かるた」が完成取り札の裏面には詳しい解説が記され、しっかり学ぶことができる「有馬かるた」を楽しむ地域の子どもたちと、その様子を見守る妻木さん118
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