KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年11月号
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神戸で生まれた「誕生日ありがとう運動」の60年愛の手運動は親に育てられない子どもたちに、里親・養親を求める運動です。募金箱の設置にご協力いただける方は協会にご連絡ください。公益社団法人 家庭養護促進協会 神戸事務所神戸市中央区橘通3-4-1 神戸市総合福祉センター2FTEL.078-341-5046 https://ainote-kobe.orgE-MAIL:ainote@kjd.biglobe.ne.jp神戸に「誕生日ありがとう運動」という民間の活動があり、60年を迎えました。室内小学校の教師だった藤本隆先生ら3人が「誕生日は誰にでも毎年巡ってくるもの。自分の誕生日に、元気で産まれたことに感謝し、知的にハンディを持っている子どもたちのために誕生日に100円を寄付しよう」と呼びかけたのがはじまりでした。寄付することによって、知的にハンディを持っている人たちのことを考える啓発活動が目的でした。神戸市の当時の民生局長だった桧前敏彦氏や教育心理学者の伊藤隆二氏らが協力し、藤本隆先生が事務局を担い、これまで様々な啓発活動を続けてきています。藤本先生の活動のモットーは「細く、長く」でした。たとえば、啓発図書の出版、講演会の開催、知的障がい者の施設訪問、映画の上映、機関紙の発行などの啓発活動が挙げられますが、なかでも用語問題を取り上げ、精神薄弱、知恵遅れ、障害者などの表記を改善するようキャンペーンを展開し、「精神薄弱者福祉法」が「知的障害者福祉法」に改められたり、「精神分裂病」が「統合失調症」に、「痴呆」が「認知症」に変更されたりしました。「障害者」は「障がい者」と害を「がい」とひらがなにするようにはなってきましたが、法律用語としては「障害者」がまだ残されたままです。私も障害者の記載については障がい者、とひらがなで記載するようにしています。「差し障りがあり、害のある者」、として「障害者」と表現するのは、日本人が様々なハンディを持つ人たちをこれまでどんな目で見てきたかを物語っているように思えます。自分の子どもに「障」や「害」の文字を使った名前をつける人はいません。「誕生日ありがとう運動」は平成15年に任意団体からNPO法人になり、平成23年から啓発事業に加えて「就労継続支援B型」の事業を始め、知的障がいの人たちへの個別支援を始めています。神戸にこんな小さな、しかし、大切な活動をしている民間の活動があることを知ってほしいものです。公益社団法人家庭養護促進協会事務局長橋本 明徒然なるままにVol.10100

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