KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年10月号
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高エネルギー加速器研究機構の多田と申します。前回は、一般相対性理論によると空間は固く安定したものではなくて、トランポリンの表面のように重いものが載ると凹んでしまう、という話をしました。そしてそれをエディントンが観測によって証明したことも。今回は、エディントンとは別の方法で一般相対性理論が正しいかどうかを調べる方法についてお話ししましょう。トランポリンは、そもそも、たんに静かに上に乗って、凹みますね、と確かめるものではありません。その弾性を利用して、飛び跳ねて遊ぶものです。トランポリンの上である人が飛び跳ねると、トランポリンの表面自体が揺れます。そして、その「揺れ」が、飛び跳ねている人から離れた場所の表面にも伝わっていきます。これと同じことが、空間でも起こりうるのです。ある質量のある物体が動いているとしましょう。そもそも天体というものは、これまで見てきたように、動かないと重力に引き込まれて多田先生!ニュートリノと 宇宙のはじまり教えて 連載〜第40回〜「重力波」自然界で最も大きな存在が宇宙、そして最も小さな存在が素粒子と考えられている。素粒子を研究することで、宇宙のはじまり、人間の存在を解明する︱︱ 日本の誇りをかけて、その最前線で日々研究に打ち込む素粒子物理学者・多田将先生。謎に包まれた宇宙について多田先生に教えていただきます。さあ、授業のはじまりです!42

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