個館では実現が難しい企画を連携によって形にする…。そんな想いから2019年に発足した「KOBEミュージアムリンク(以下KML)」。神戸市内の美術館・博物館22館が参画し、設立母体も規模も目的も異なる館同士が自主的に連携する、全国でも例の少ない文化ネットワークとなっている。厳格な参画条件を設けず、行政や大学、交通事業者、旅行会社、メディアなどもパートナーとして受け入れる“開かれた仕組み”が特徴で、各館の来館促進はもちろん、神戸の文化を点ではなく、面として発信することをめざす。呼びかけ発起人であり代表を務める「KOBEとんぼ玉ミュージアム」館長の宮本恭庸氏は、「個別の館だけでは得にくい接点や企画を生み出せることが連携の価値」と語る。月1回の会議に加え、オンライン会議やSNS勉強会も並行して行い、スタンプラリーや謎解きゲーム、オリジナルインクの開発販売、学生との連携企画など、多様な魅力づくりを実施。来館者が実際に館へ足を運び、感動し、その体験を発信したくなる仕掛けづくりに取り組んでいる。ミュージアムの魅力をLINKする。神戸にふくらむ、新しい楽しさ。神戸の美術館・博物館が連携する「KOBEミュージアムリンク」。視察や会議、懇親会での交流から、巡りたくなる楽しさがふくらんでいく。各館の魅力を面として広げる、その取り組みを紹介します。KOBEミュージアムリンク公式サイト連 携32
元のページ ../index.html#32