KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年9月号
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急成長を自覚「20年前よりも、今の方が確実にうまくなっています。まだまだ成長し続けていることを実感します」こう語る秋川の表情は自信に満ちていた。今から20年前の2006年5月。「千の風になって」はシングルカットされ、世にリリースされた。以来、全国のコンサート会場やテレビ番組などで数えきれないほど、この曲を歌い続けてきた。さらに続けた言葉に、プロの歌い手としての矜持がひしひしと伝わる。「まだまだ成長する。今よりも、もっと上手く歌いたい」毎回、歌うたびに、これまでで最高の歌を観衆に届けたい―。そう願って全身全霊で歌っているのだ、とも。以前、取材した際、「テノール歌手の全盛期は50代に入ってから」と語っていた。現在58歳。「実は50代中盤以降、ここ1~2年で急成長していることを感じています。若いころからの課題だった〝脱力〟して歌うことの本当の意味がようやく掴めてきたんです」歌い続ける普遍の名曲20年の時を経て「千の風になって」は今、世代を超えた国秋川 雅史(あきかわ・まさふみ)テノール歌手。1967年、愛媛県西条市生まれ。国立音楽大学大学院修了後、イタリアのパルマに留学。2001年、アルバム「パッシオーネ 復活の歌声」でテノール歌手としてCDデビュー。2006年、「千の風になって」をシングルでリリースし、全国に人気が広がる。同年、NHK紅白歌合戦に初出場。クラシックとポピュラーを組み合わせたクラシカル・クロスオーバーの代表的歌手として広く活躍している。『「千の風になって」20周年記念コンサート』は9月5日=兵庫・神戸新聞松方ホールで、10月24日=大阪・住友生命いずみホールで開演。19

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