推論もありましたが、最新の研究で落成当時から現在と同じ3倉構成だったことがわかっています。実は、西の正倉院はよりオリジナルの姿に近いそうです。正倉院正倉は大正時代の大修理で屋根を支える骨組みが斜め材を組み合わせたトラス構造の洋小屋組に改修されてしまいましたが、西の正倉院は荷重を梁で受ける和小屋組になっています。ほかに異なるのは常設階段の設置、倉を繋ぐ扉があるなど内部の空間構成、基礎や束の耐震性を現代の技術で高めている点、電気設備があることくらいで、あとはほとんど変わりません。奈良では一般人は近づくことすらできませんが、ここでは中に入れますので、中央の倉の左右の内壁に校木の頂点が突き出ていることや、和小屋組も確認できます。ぜひ訪ねて、そのスケールや構造美を実感してください。校木の組み方正倉院正倉を再現した「西の正倉院」121
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