KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年7月号
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「治す」から「支える」へと変わり、医療機関も「競争」から「協調」へ舵を切るべきだという話題から始まりました。人間の脳には、直感や感情で判断する「システム1」と、論理や理性で考える「システム2」があるとされています。SNSが普及し、人々の注目を集めることが資本となる「アテンション・エコノミー(関心経済)」の現代では、システム1(感情)を刺激する「もっともらしいうわさ(通念)」が政治を動かしやすく、社会保障は特にその傾向が強いとのことです。教授は通念の例として、世間でよく言われる「社会保障はお神輿型から肩車型になる」という話を挙げられました。これは年齢だけで区切った見方であり、女性や働く高齢者の増加を含めた実際のデータを見ると、「高齢者一人当たりの労働者数」は以前とそれほど変わっていないそうです。こうした不安をあおる通念と真実との乖離を指摘され、「世間で言われている通念を、ことごとく疑っていい」と力強く締めくくられました。─次回はいつですか。高部 再来年を予定しています。医療と介護は、単なる商品ではなく、地域で支え合う社会基盤です。データと現場の実感に基づいて、市民と医療者が一緒に考える場として、今後もこのフォーラムを続けていきたいと思います。日時やテーマが決まりましたら、姫路市医師会ホームページや『広報ひめじ』などでご案内しますので、ぜひお気軽にご来場ください。国の社会保障審議会などの委員を歴任されている慶應義塾大学商学部の権丈善一教授が、第2部で基調講演をされた85

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