KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年7月号
75/124

課題、まちづくり、青年経済人としての考え方を学び合う大切な機会です。実際に海外の仲間と顔を合わせて話すことで、神戸の良さ、日本の良さを改めて感じることがあります。一方で、海外の都市から学ぶべき点もたくさんあります。言葉や文化が違っても、地域を良くしたい、次代のために行動したいという想いは共通しています。これまで先輩方が築いてこられた友情と信頼の歴史を大切にしながら、次の世代につながる国際交流をつくっていきたいです。―10月に開催される全国大会にどのように関わっていますか?全国各地からJCメンバーが神戸に集まる大きな機会です。神戸JCにとっては、全国の仲間をお迎えし、神戸の魅力を直接感じていただける非常に重要な場だと考えています。国際交流委員会としても、神戸らしいおもてなしや、国内外のつながりを感じていただけるような関わり方をしていきたいです。全国大会は、単なるイベントではなく、神戸というまちの魅力、神戸JCの歴史、そして神戸の未来を全国へ発信できる機会です。参加された方々に「神戸に来てよかった」と思っていただけるよう、委員会メンバーと力を合わせて取り組んでいきます。―神戸のどのようなところを見てもらいたいですか?神戸の「多様性」と「人の温かさ」を見てもらいたいです。神戸は、海と山が近く、港町として世界とつながってきた歴史があります。異文化を受け入れながら発展してきたまちだからこそ、洗練された都市の魅力と、人と人との距離が近い温かさが共存していると感じています。観光地としての神戸だけではなく、地元の人が日々大切にしている暮らし、地域に根づいたお店、まちの空気感も感じてもらいたいです。神戸に来ていただいた方に、景色や食だけではなく、「神戸の人っていいな」「また来たいな」と思っていただける大会にしたいです。―JC活動はご自身の社業に活かされていますか。はい、非常に活かされています。私は現在、FUJINO GROUPとして、建設、産業廃棄物処理、不動産開発の事業に取り組んでいます。特に近年は新規事業にも挑戦しており、3年で0から売上20億円規模、社員数60名規模の会社へと成長することができました。もちろん、これは私一人の力ではありません。社員、協力会社の皆さま、お客様、地域の方々に支えていただいた結果です。その中で、JCで学んだリーダーシップ、組織づくり、人との関係構築は、社業にも大きく活きています。JCでは、限られた時間の中で目的を明確にし、仲間を巻き込み、事業を組み立て、実行する力が求められます。これは会社経営にも非常に近いものがあります。正直、JCに入っていなければ、今の自分の考え方や行動のスピードはなかったと思います。JCで得た学びや仲間との出会いが、自分自身の視野を広げ、社業に向き合う姿勢を大きく変えてくれました。また、JC活動を通じて、会社を大きくすることだけが経営者の役割ではないと感じるようになりました。社員や家族、地域、そして神戸というまちに対して、どのような責任を果たすのか。その視点を持てるようになったことは、私にとって大きな変化です。その意味で、JCでの経験は、単なる活動で75

元のページ  ../index.html#75

このブックを見る