留地を中心に、多様な文化を柔軟に受け入れる気風が育まれていた神戸は、時計もまた単なる時を知るための道具ではなく、装いや美意識を映す存在として受け入れられたのでしょう。美しいものに心を寄せる、そんな感性が息づくまちだからこそ、良質なものが自然と根づく風土なのだろうと感じます。─カミネ様が、お客様に対して大切にされている点についてお聞かせください。・店づくりの原点はいつも「すべてはお客様のために」にあること。・小売店とはお客様と単なる取引ではなく、喜びを共有する関係であること。だからこそ常に、顧客目線第一主義であるべきだと考えています。提供する製品については、・職人たちが込めた技と想いを、誠実にお伝えすること。それが作り手への敬意であり、正規販売店としての誇りであり、私たちの責務であると考えています。─トアロード・大丸前・旧居留地に10店舗を構えておられます。店舗づくりで大切にされている点についてお聞かせください。大型店舗へ集約しないのは、ブランドごとの表現を大切にし、神戸の街並みに溶け込みながら時計を見て回り、街を歩く…その時間そのものを楽しんでもらいたいという現四代目社長の想いからです。現四代目社長は、若い頃からスイスのジュネーブやバーゼルへ何度も足を運び、時計ブランドや時計師たちとの交流を深めました。そうした経験を通じて、時計そのものだけでなく、作り手の価値観や背景にある物語まで含めて時計を楽しむ文化を根付かせたい昨年10月にオープンした「パテック フィリップ ブティック 神戸・元町」ブランドごとの表現を大切にし、神戸の街並みに溶け込む店舗を38
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