更なる高いハードルを課しソロとしての湖月の活躍は目覚ましいが、その一つにアメリカ・カンパニーによるブロードウェイ・ミュージカルの日本公演『シカゴ』(2015年)のステージに日本人として立った快挙があげられるだろう。「その前年に公演された宝塚OGによる『シカゴ』の舞台に出演しました。セリフは日本語でしたが、私は英語の脚本を手に入れました」。理由は「自分が演じるヒロイン、ヴェルマ・ケリーの心情をより深く知りたかったから」だ。そして英会話教室にも通った。「公演の練習後、毎日、教室に通っていました。誰にも話さずに…」と明かす。初日の公演後のパーティーでのこと。「来年、アメリカ・カンパニーによる『シカゴ』の日本公演が決まったと発表があったんです。“オーディション希望者は申し出て”と冗談のように伝えられたのですが、私はこれ「マイ フレンド ジキル」(2025年)の舞台公演から(東京・よみうり大手町ホール=撮影:岡千里)23
元のページ ../index.html#23