から考えを排除して、全身を脳に変えてしまう。その結果が、あのピカソなのです。また、ピカソはパクリの名人です。ベラスケスやマネを悪意あるオマージュで、片端から剽窃します。オリジナルへの否定です。オリジナルは存在しない、オリジナルの否定が、見たことのない絵画を創造します。オリジナルを放棄すると同時に、考えも放棄します。答えのない答えを出そうとしています。その辺りが、禅に近いかもしれません。美術家 横尾 忠則1936年兵庫県生まれ。ニューヨーク近代美術館、パリのカルティエ財団現代美術館など世界各国で個展を開催。旭日小綬章、朝日賞、高松宮殿下記念世界文化賞、東京都名誉都民顕彰、日本芸術院会員。著書に小説『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞)、『言葉を離れる』(講談社エッセイ賞)、小説『原郷の森』ほか多数。2023年文化功労者に選ばれる。横尾忠則現代美術館横尾忠則現代美術館では『連画の河』展を開催中です。Piccaso misses his wives 2014年 国立国際美術館蔵(ピカソの図像を引用した作品)17
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