KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年6月号
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末に来られる方が多かったのですが、近年はSNSや動画サイトを通じて顎変形症や外科手術に関する情報に触れる機会が増え、比較的早い段階で相談に来られる方も増えてきました。情報が増えた一方で、「手術が必要か、矯正だけでよいか」の判断は個人では難しいため、まず矯正専門医に診ていただいた上で、必要に応じて口腔外科に紹介していただく流れが大切です。顎変形症は、がんのように命に直結する病気ではありませんが、噛み合わせの不整は、食べることや話すことといった毎日の生活に深く関わります。「これくらいで相談してもいいのか」と遠慮される方もいらっしゃいますが、気になることがあればぜひ早めにご相談いただけると、より多くの選択肢をご提案できると思います。木本先生にしつもんQ.歯科口腔外科を専門にされた理由を教えてください。A.学生時代、さまざまな分野を学ぶ中で、口腔外科の内容はなぜか無理なく頭に入ってきたことを覚えています。手術という形で患者さんに直接関わりながら、機能と見た目の両方を改善できるところに魅力を感じました。Q.患者さんと接するうえで心掛けていることは?A.「安心して治療を受けていただくこと」を何より大切にしています。顎変形症の治療は手術を伴い、治療期間も長いため、患者さんにとって不安や疑問が多いのは当然です。できるだけわかりやすい言葉で丁寧に説明し、納得いただいた上で治療を進めるよう心掛けています。顎変形症は手術に至るまでに1〜2年かかることもあり、その間の経過診察や処置にもできる限り自分自身で関わることで、患者さんとの信頼関係を積み重ねていきたいと考えています。手術当日に「任せれば大丈夫」と思っていただける関係性を築くことが、治療の質にもつながると考えています。Q.ご自身の健康法・リフレッシュ法を教えてください。A.リフレッシュ法の一つはミュージカル観劇です。今年は「エリザベート」を観に行きました。次は「スプーンの盾」を観に行きます。Q.顎変形症の治療を専門にされている理由は何ですか。A.顎変形症の治療は、患者さんと初めてお会いしてから手術を経て治療が終わるまで、数年という時間を一緒に歩むことになります。その中で患者さんの変化を間近で見守れること、手術を一緒に乗り越えた後に「本当によかった」と言っていただける瞬間は何ものにも代えがたく、また、矯正歯科の先生方との連携も密で、チームで一人の患者さんを支えているという実感があります。87

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